JR札幌駅北口には、1996年6月12日から2014年12月30日まで、「蠍座(さそりざ)」(北9西3)という映画館がありました。その蠍座の元館主が、「札幌の映画館(蠍座)全仕事」(田中次郎編著)という本を出版しました。その本に書かれていた概要は、次のとおりです。
【蠍座(さそりざ)】
1996年6月12日から2014年12月30日まで田中次郎が経営した。
札幌市北区北9条西3丁目タカノビル地下一階の名画座仕様の映画館
毎月の上映スケジュールを載せた<蠍座通信>を222号(222カ月分)実行。
田中の辛口コメントが人気を博した。
この本には、上映作品が全て紹介されているので、記憶を辿りながら、私が見た作品を確認しました。作品のタイトルだけでは、記憶が曖昧な作品もありましたが、確実に見た作品だけで140本ありました。
一番最初が、1998年9月の「ブラス!」。最後が、2011年2月の「必死剣鳥刺し」です。
料金は、何回か改訂があったと思いますが、基本的には次のとおりでした。
【料金】
1本だけ見る場合 800円
2本見る場合 1000円
3本見る場合 1700円
金額的には、11万2000円ほど支払ったことになります。1本2時間とすると280時間をここで過ごしたことになるので、24時間で割ると約12日間過ごしたことになります。![]()
実は、2006年3月18日に現在住んでいるマンションの購入契約をするに当たって、購入に踏み切った理由の一つに、この映画館が近くにあったことが挙げられます。こうして記録を見ると、当時のことが思い出されて懐かしいです。
