私は、大和ハウスが分譲したマンションに住んでいるので、札幌市内でダイワハウスが新たに分譲するマンションについては、すべて資料が届くし、それ以外のマンションについてもチラシがポスティングされます。
築14年の分譲マンションなので、住み替えや投資目的での購入が見込まれるためだと思います。
それらの資料を見ていて、最近気が付いたことは、JR札幌駅付近の分譲マンションの面積が狭くなっていることです。
例えば、今年7月に入居開始予定の「シティホーム札幌ステーションフロント」(北10条西2丁目)は、3LDKが58.10㎡しかありません。間取りを見ると、ベッドルームの面積は、6.0畳、4.5畳、3.5畳となっており、リビング・ダイニング・キッチンが9.8畳となっています。廊下がほとんどなく、クローゼットも2部屋で半分ずつ使っています。
販売価格は3,600万円台からとなっているので、30代のファミリー層がギリギリ手の届く範囲に設定していると思います。ファミリー層の住宅取得は、「現在は不動産が高値圏にあるから、何年か待とう」と言う訳にはいかないので、住宅を取得するタイミングで、不動産が高値圏にあるか安値圏にあるかは運任せです。![]()
例えば、私が現在のマンションを購入した2007年は、マンション価格が安値圏にありましたが、当時大学を卒業したばかりの23歳だったら、安いから買っておこうとはならなかったはずです。同じ人が2021年に37歳になって、マンションを買おうとすれば、家計をシュミレーションして無理のない範囲で買うしかありません。その結果、不動産価格が高騰している現在は、面積が全体的に狭くなるのも、やむを得ないこととなります。
【58.10㎡の3LDKの間取り】
※3.5畳のベッドルームは無理があると思います。
