私の母は、一昨年(2017年)から足腰の衰えが進み、昨年11月14日(水)に札幌市内のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入居しました。サービス付き高齢者向け住宅では、365日、日中に生活相談員を常駐させるよう義務付けられています。看護師や准看護師、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員などの有資格者は生活相談員として働くことができます。生活相談員の主な仕事内容は、1日1回、入居者の安否確認を行うことと、生活の不安や悩みの相談を受けること。入居者に必要な生活支援や介護サービスの手配をしたり、家族に連絡を取ったりすることもあります。私の母の場合も、毎月7,000円を生活相談費として支払っていました。ところが、最初の生活相談員は、半年足らずで辞めてしまい、後は誰が生活相談員なのか分からない状態になりました。
 
 サ高住は、生活相談員が常駐していることを除けば、バリアフリー仕様の賃貸ルームで、併設している食堂やヘルパーステーションで食事や生活援助のサービスを購入しやすいというだけのことです。母の場合は、入居したときは要支援1だったのですが、要介護度が次第に重くなり、要介護2に認定されました。こうなると、サ高住に住み続けることは困難になります。結局、今月21日(土)に、札幌市内の有料老人ホームに転居しました。まだ入居したばかりですが、介護サービスのレベルが違ってきます。3度の食事以外に、午後8時、午前0時、午前3時と3回の巡回訪問があり、室内とトイレにはナースコールも付いており、トイレの介助も受けられます。ただし、有料老人ホームも看取りの場ではないので、ほぼ寝たきりの状態になるとグループホームに転居せざるを得なくなるようです。