2011年(平成23年)8月に、和牛商法の最大手「安愚楽牧場」が経営破たんし、7万3,356人が総額4,207億6,700万円の被害を受けました。2007年(平成19年)10月の『マネーポスト』が手元にありますが、当時のマネー誌には、安愚楽牧場の宣伝がよく掲載されていました。年1回、3.7%の配当利回りでしたが、当時としては十分な高利回りで、27年間の配当実績を誇っていました。私も、何度か投資を考えましたが、結局投資に踏み切らなかったのは、「怪しい」と思う気持ちの方が強かったためです。
 和牛商法破たん後も、高配当をうたう投資話しは後を絶ちません。その中でも、私が今、怪しいと思っているのは、「みんなで大家さん」です。配当利回り7%を誇っていますが、おそらく自転車操業で、いずれ計画倒産するのではないかと思います。関わり合いにならないことを強くお勧めします。