仕事と仕事以外を併せて考える | 働きがいコンサルタント 仲井圭二の日記

働きがいコンサルタント 仲井圭二の日記

働くことを楽しくすれば、生活の質は確実に向上し、幸せな人生が実現できます。長年企業で働き、キャリアコンサルタント、コーチ、講師、整理収納アドバイザー、著者として活動している私がお手伝いします。

  働き方に関する本を書いています。

 

 2021年3月に出版予定です。

 

 ここでは、その内容を順次ご紹介して行きます。

 

●仕事と仕事以外を併せて考える

 私は、働くことは生きることだと思っています。そのため、仕事はしんどいことで、余暇は自分を癒すためのものというように区別して考えたりしません。仕事も仕事以外も、私自身が選択してやっていることで、それらが互いに良い影響を与え合ってくれたら良いと思っています。

 

 従って、よく使われる「ワークライフバランス」という言葉よりも、単に「ライフバランス」と言った方が私にはしっくりきます。自分の生活の中に、色々なことがバランス良く散りばめられているのが理想的です。

 

 そもそも、仕事と仕事以外とはどのように区別されるのでしょうか? 仕事はお金をもらえるもので、仕事以外はお金をもらえないものというのが一つの考え方です。では、大学で同じように研究している博士課程の学生と、助教とでは何が違うのでしょうか? 学生は自分の研究だけしていれば良いけれど、助教は学生を指導する必要があるという違いはありますが、研究をして論文を書くという点では余り区別できません。両方とも仕事と考えて良いのです。

 

 大規模な災害が発生した場合、被災者の救済、避難所の開設、住宅の被害状況調査、土砂の撤去などなど様々な仕事が発生します。国や自治体の方は仕事として対応しますが、当然ながら9時~17時の仕事ではなく、夜間や休日に勤務することも必要です。一方、ボランティアの方は、勤務ではなく、その方個人の自由行動です。しかし、役所の方もボランティアの方も仕事をしているのです。

 

 こう考えると、お金をもらえるかどうかは、色々な条件や環境に依るものであり、仕事の内容とは直接関係ないこともあると言えます。お金をもらえない活動ばかりやっていたら生活が成り立ちませんが、余り明確に区別して、お金をもらえる活動には価値があり、お金をもらえない活動には価値がないという考え方は明らかに間違っています。

 

 私は、自分がやること全てが仕事だと考えています。そして、全体として私の人生が豊かになるように、ライフバランスがとれるようにと考えながら活動しています。そして、特に不自由なく生活できているので、それは幸せなことだと感じています。