高齢者のおかたづけ | 京都・滋賀 整理収納研究会 Blog

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~ 整理・収納を仕事とする「整理収納アドバイザー」がお届けします ~

こんにちは音譜

 

整理収納アドバイザー、そして時々、調理師

京都在住のヤマダユカです

 

本年度のブログテーマは『モノの手放し方』

今日は片づけたくても片づかない方のために、

高齢になったら もう自分では片づけられませんよってお話をします。

軽く脅してますよ笑あせる

 

 

「写真整理は老後の楽しみに!」

いえいえ、老後は楽な事しかしませんから。

 

「私が死んだら全部捨ててくれたらいいよ。」

いえいえ、家族も面倒くさいです。辛いです。

 

なにより、老後はスッキリと安全に暮らしたくないですか?

 

整理収納アドバイザーである私自身、アラ還になってからというもの

動きが鈍くなり、うっかりしてたということが増えてきました。

だんだん簡単に出来ていたことが出来なくなってくるんです。

現在84歳の母も、よく「こんな事ができひんて、ほんま情けない・・」

(京都弁)と、言うようになりました。

 

 

先日、同じマンションに住む93歳のおばあちゃんが救急車を呼んで

ほしいと来られました。耳が遠くて聞こえないのです。

同居の甥っ子さんは75歳くらいで心臓病を患っておられ、その日ベッドから落ち意識がなかったのです。

救急車を呼んでから様子を見に行くと、部屋は玄関から廊下から物で溢れていました。電球も切れ、この猛暑の中エアコンもついてない部屋でうつ伏せで倒れられてました。物がいっぱいで、私の力ではどうにもこうにも動かしようがありません。

救急隊が通れる道と、担架を広げられる場所を作りました。

聾唖者の方の整理収納サービスで慣れた筆談で、おばあちゃんに入院の準備(持病の薬、タオル、箱ティッシュ、お金等)を指示。

これまた、探すのは大変です。保険証は見つかりませんでした。

なんとか、救急隊の皆さんのお陰で、おじさんは助かることができました照れ

 

 

さて、どう思われましたか?

 

要らない物は捨てないといけないと思ってる(整理整頓)

消耗品など買い溜めして、また物がどんどん増えていく

そのうち片づけたくても片づけられなくなる

 

 

いつどうなるかわからないですよ。

今、一番若くて元気な時にお家の中を見直しませんか?

 

 

先ずはキッチンから、お勧めします。

①ゴミを捨てる

②冷蔵庫の中を整理して掃除する

  期限切れ、使いかけの調味料、お寿司に付いているワサビや生姜の小袋パック納豆の出汁、干乾びた野菜

③ペットボトルや缶詰や乾物はローリングストック(使っては買い足す)する

 

高齢になると賞味期限が見にくかったり、期限が切れていることを伝えても、まだ使えると言われることもあります。

 

「これは腐っているから、体壊すといけないから捨てるよ。」と、処分できる物は捨てる。

「たくさんあるから少し貰っていい?」と、お願いする。そして後で処分する。捨てることに抵抗があるため、人にあげることで納得するし、誰かの役に立つと嬉しいものなのです。

 

整理収納の理論を学んでも、認知症になれば忘れてしまうかも?

《三つ子の魂百まで》子どものうちに整理収納を身につけることも大切ですね。

 

キッチンの整理収納から、食品ロスをなくすための調理サービスもしております。

リモートでのご相談も承ります。

 

京都壬生 整理収納アドバイザー

山田有香