お気に入りの服の手放し方を知る | 京都・滋賀 整理収納研究会 Blog

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こんにちは、
京都の整理収納アドバイザー  ひうらねえさんこと日浦弘子です。

今年度の研究会のブログテーマ「モノの手放し方」について書きます。

皆さんモノを手放すってしんどいですよね。
だって・・・かつてはお金を払って買ったり、どなたかにいただいたりしたモノ。
なかにはノベルティーなど無料でついついいただいたモノもあるかもしれないですけどね。ま、それは今回置いておくことにしましょう。

自分が気に入っているモノを要るか要らないかなんて急に言われても判断に困りますよね。
(実は私たち整理収納アドバイザーはお客様にこのことをお聞きしないと始まらないお仕事なんですけどね・・)
「お客様のおうちにお片づけに行くと散らかっていて一番大変なのは洋服と書類なんです」と日本中を4000軒以上片づけた私の住宅収納スペシャリストの仲間は言います。そんな数はとうていこなしていませんが私もそう感じています。

今回はお題で取り上げた「洋服」の問題を取り上げますね。


一見きれいに片づいているように見えるクローゼット。
しかし実は吊るした部分も衣装ケースの中も洋服がパンパン。
でも皆さんおっしゃるんです。
「あ、それいつか着るんです」
「それはまだ新しいんです」

「あんまり着てないから・・」と手放さないためのさまざまな言い訳。

何を隠そう・・私も洋服や服飾雑貨、アクセサリーが大好き人間。
以前は結構な物持ちでした。
TPOといいますが、着るシーンが多く種類も多くなって量も多いのは当然と思ってました。

年齢を重ねるにつれワードローブの自分探しが始まりました。
整理収納アドバイザーになっていろんなことを知り、持ち物の量は徐々に減り、一番多かった時期に比べて今は多分半分以下になりました。洋服の数も数えて書き出しています。「今のライフスタイルではこれだけ必要なんだ」と決めています。

 

洋服はほっておくと自然に増えるもの、正確には自然に増えるんじゃなくて増やしちゃうものなんです。
「でもあなたぁ・・それをちゃんとすべて着こなしてらっしゃるのぉ? 着まわされてますぅ?そして、ちゃんと管理できてんのぉ? それでまた・・収納は足りていらっしゃるのでございますぅ~?」←ここデヴィ夫人口調で読んでください!笑。
チコちゃんよりも怖いデヴィ夫人にこんなふうに叱られちゃいますよきっと・・。
やれ洋服が好きだの、今年風だの、もったいないだの言ってる日本国民の皆さん! 
もう一回クローゼットの中の洋服たちと向き合ってみてください。
そして今の自分を一番引き立ててくれる物を残していきましょう。

ここからが今日のお答え部分。
まず、1日潰すつもりでクローゼットや押し入れの中身をいったん全部引っ張り出して全て着てみましょう。
きっと似合わなくなったものやこんなはずじゃないとがっかりする物があるはず。
その洋服たちは身に着けて「自分」を上げてくれる賞味期限が切れていると思いましょう。
決して自分の賞味期限が迫っているのではありません。(失礼・・笑)
人は年齢を重ねると皮膚の色も変化し髪型も体型も変わります。
あえてここでは熟成していくんですと言わせていただきます。
好きな服と似合う服は違います。
着てみて、今一番自分の生き方にあった洋服、これからの自分に夢や希望を与えてくれる洋服がパートナーです。
それ以外は残念ですが手放すべき時がきているのです。
長い間この作業をしなかった人ほど残念の連続になってしまうかもしれません。
だから定期的にこの作業はやり続けなければなりません。この作業は自分探しになるかもしれません。

私はover60です。
自分の似合う服を選んでこれからもかっこいいおばあちゃん目指して生きていこうと思っています。
季節の変わり目には新しい洋服を増やす前に鏡の前でひとりファッションショーです。
 

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