『辰巳』観てきました。 | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「辰巳」観てきました。気になっていましたが、やっと観れました。凄かったです。役者の演技が凄かった。その一言ですね。ただ観ていて、もう一度観たいか?!と言うと、どうなんだろうと疑問になった。映画の後のアフタートークで瀬々監督が、「ケンとカズ」と同じ系統の映画だけど、「ケンとカズ」が、プロでないチンピラの話だから、まだ共感するところがあったが、「辰巳」は、プロの殺し屋の話なので、観ている客がそこまで自分の話として感じられないかも、と仰っていたのを聞いて、成る程と同感してしまいました。僕自身、あまりはハードボイルド的な映画は観ないのですが、それだけでなく、そう言うところにも理由があったのかも知れないと思いました。


 また、映画が完成するまでに5年もかかり、追撮、追追撮もあり、そのことの大変もアフタートークで聞けたのは良かったです。それだけの思いが監督にあって、あの映画ができたのか、と思うと、良い映画にはそれだけの理由があるんだなぁ、と思いました。

 《概要》

 「ケンとカズ」の小路紘史監督が8年ぶりに撮り上げたジャパニーズ・ノワール。裏稼業で働く辰巳は、ある日元恋人・京子の殺害現場に遭遇し、一緒にいた京子の妹・葵をなんとか助けだす。姉を殺された葵は犯人に復讐することを誓う。葵に振り回されながらも辰巳は復讐の旅に同行することになり……。出演は「ONODA 一万夜を越えて」の遠藤雄弥、「わたしの見ている世界がすべて」の森田想。第36回東京国際映画祭「アジアの未来」部門正式出品作品。

 《ストーリー》

 裏稼業で働く孤独なヤクザの辰巳(遠藤雄弥)は、ある日元恋人・京子の殺害現場に遭遇する。一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を助け出し、命からがら逃げる辰巳だったが、最愛の家族を失い復讐を誓う葵は京子殺害の犯人を追う。生意気な葵に振り回されながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、事件の真相に迫っていくのだが……。