アプトの道の最後のトンネルを抜けると、旧熊ノ平駅のやや広い場所に着きます。すぐ左手に慰霊碑と神社がありました。また少し歩くと、左右にホームの跡と思われる場所や、変電施設があります。
突き当りもトンネルの入り口で、軽井沢駅につながっていましたが、現在は立ち入り禁止となっていて、そこが歩道の終点になります。
ここまでは、立派な観光施設です。
この場所では、男女と老人の幽霊の目撃があり、心霊スポットとされました。
１９１８年の脱線事故で４名と、自然災害である１９５０年の大規模崩落事故で５６名が亡くなっています。信越線の横川軽井沢間は、碓氷峠という他に類のない急坂の難所でした。難所ゆえの逆走からの脱線と、二日続けての崖崩れで、復旧中の作業員が２度目の崩落事故で生き埋めになってしまいました。
７０年以上前の話ですが、なんとお悔やみ申し上げればよいやら。
さらに先へ進むと、左右にホームの跡と思われる構造物が見えて来ます。また、変電所は、きちんと柵で出入りできないように囲われてたので、今でも使われているように見えました。定かではありませんが。
歩道のトンネル内の照明の電源は、ここを経由しているのかなぁ？？
ここまで、横川駅から歩いて６キロあまりあります。歩きやすい歩道ですが、ずっと上り坂ですからキツイです。だだ、写真の先までいくと、左眼下に広い駐車場が見えましたから、車で近くまで来ることが出来ます。その駐車場からは、真っ逆さまの斜面を登りますから、足に自信のないお年寄りなどの方には、少し厳しいと思われます。
今回の怖くない心霊スポット突撃記は、観光案内のようになっていますが、そのつもりで書いていました。
運動不足にまだなっていない方や足に自信のある方は、ぜひここまで歩いたらいかかでしょうか？
結構な運動になりますので、健康が保てますよ。
また、心霊スポット好きの方には、午後６時以降をお勧めします。通路であるトンネル内の照明が全部消えてしまいますから、これからの時期、軽井沢はすぐそこだし、涼しい気分になれると思いますよ。
私は、天気の良い昼間にしますけどね。
＊「心霊スポット群馬」でネット検索し、一部参考にしています。
