【5/4(土)の易の言葉】は【明夷・メイイ】です。
太陽が沈むように、明るさが暗さに覆われること、つまり賢明な人が暗愚の人に虐げられることはあります。
しかし、太陽が見えない所でも明るさを失わないように、【智慧の光によって、自分の心を光らせ続けること】が大事です。
【解説】
人は、自分の思い通りにならなければ、その障害になるもの、その邪魔をしているものを「悪」や「敵」として認識します。
つまり、「悪」や「敵」は、あくまでも「自分にとっての」ということでしかないのです。
だから、「悪」や「敵」を作り出しているのは、ほかならぬ自分なのです。
このことをよく考えずに、「自分は虐げられている」「社会には巨悪があり、共通の敵がいる」などと言っていれば、いつか、自分の思い通りにならないものすべてが「悪」であり、「敵」であるということになってしまいます。
これはまさに自分勝手な「悪」い考え方です。
敵と悪を作り出してばかりいれば、すぐに自分も「悪」になってしまいます。
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