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キーの、ゴルフとクラシック音楽と

ゴルフは自分のラウンドと、上原彩子や高崎奈央子らのツアー観戦、地元の初野栄子等応援プロを。音楽は、オペラ、合唱曲に参加。時々、映画ロケ、芝居や芸能、お酒の話を。

歌い納め
 30日、代々木のオリンピック記念センターで、べートーベン第九交響曲を昼夜の二回公演で歌った。これで今年のステージは全て終わった。


MAXフィルハーモニー管弦楽団 第九演奏会
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
指揮:古澤直久
ソプラノ:林田さつき / アルト:長澤美希
テノール:澤崎一了 / バス:照屋洋史
管弦楽:MAXフィルハーモニー管弦楽団 
合唱:荒川第九を歌う会、東響コーラス、坂戸第九を歌う会夫々の有志
合唱指導:草原哲広
$キーの、ゴルフとクラシック音楽と-代々木の第九写真はオケ合わせの風景です。

 当日は晴れてはいたが、風の強い寒い日だった。 
 第九の合唱は4年前始めて地元で歌い、それがきっかけでオペラや、合唱やるようになったのだ。
 今年は、モーツァルトのレクイエムと、この第九を歌えた。それぞれ、二つのプロダクションだった。どの曲もそうだが、特にこの第九の第四楽章の合唱「歓喜の歌~An die Freude」は、演奏会の度に新しい課題があり、勉強になる。今年は特にドイツ語としての長母音と短母音の意識だった。私はバスパートなので、他のパートよりは音的にやさしいのだが、それでもこのように常に課題があることが嬉しい。フレーズをさらいながら、一歩一歩前進しているような気になる。(本当に前進しているかどうかは別として。)
 今年は私にとって節目の年だった。日本も未曾有の事態に遭遇している。
 皆様に、そして私に希望の持てる新しい年がくることを願って。

平成23年大晦日記す。


 昨年、日頃懇意にしていただいているソプラノの沼生沙織さん(オテッロのデスデモーナ、フィガロの結婚の伯爵夫人、こうもりのロザリンデ等)が、今年の4月にモツレクを歌うと言う話を聞いていたのだ。話はそのまま終わっていたのだが、今年の3月26日の演奏会を終え、アイデアがひらめいた。
 そうだ、残りの箇所をさらい、ぜひ彼女の舞台に立ちたいと。6日間で「Lacrimosa」までさらってあるので、のこり「Domine Jesu」から終曲までなんとかなるのではないかと。
 再び、譜読みを始め、暗譜まで持っていくのだ。自信がついたら合唱参加を申し込もうと決めた。そして、暗譜がおわり、申し込んだのが、本番1週間前だ。幸い、マエストロが快く、参加を歓迎してくれてありがたかった。
 残る所、合唱練習2回と、オケ合わせゲネプロの4回だった。既に合唱練習とはいえ、ソリストとの合わせが始めて合唱練習に参加した時の状態だった。参加してみると、譜持ちだった。
 この間、音の怪しい箇所は自宅で繰り返し練習した。後半は前半に比べ比較的難しくはないようだが、曲自体始めてで慣れておらず、とくに「Hostias」や、「Sanctus」のallegroからのテンポが注意だった。
 合唱団は母体に多摩からの応援合唱団(昨年末にモツレクをやっていた)が参加していた。又、先月サントリーホールで「モツレク」を一緒に歌った方もいた。
 そして本番。

スプリングコンサート
2011年4月22日 杉並公会堂(大ホール)
プログラム(オールモーツァルト)
 1,歌劇「コジ ファン トゥッテ」序曲
 2,交響曲第29番
 3,レクイエム
出演
 指揮/ 松村正吾
 ソプラノ/ 沼生沙織  アルト/ 藤井奈生子 
 テノール/ 阿瀬見貴光  バス /和田ひでき
 演奏/ 東京スカイライン・オーケストラ
 合唱/ スカイライン合唱団 in NAKANO

私は既に暗譜していたので譜は開けなかった。演奏はよかったように思う。オケも安定していたし、ソリストたち、とくにソプラノとアルトが素晴らしかった。合唱も安定していて、曲にあっていたように思った。
 妹が聞きに駆けつけてくれた。
 演奏会の打上げは時節柄、行わないとのことだが、多摩からの合唱団の方が誘ってくれてご一緒した。「うたの森合唱団」と言い、今ベートーベンのハ長調ミサを練習中だとのことだった。練習中も何かと、配慮いただき、又、団結力もあり、気持ちのいい合唱団だと思った。

結果、ついにモーツァルト「レクイエム」の全曲を、3月21日から始めて1ヶ月間で歌い上げたのだ。疲れた。そして嬉しかった。「求めよ、さらば与えられん」だと本当に思ったひと月でした。
本番6日前4月20日(日)夜10時前
 諸般の事情で、合唱団より曲目変更の連絡があった。ベルリオーズ「テ・デウム」からモーツァルトの「レクイエム(通称モツレク)=Requiemの始めからLacrymosaまで」に変更すると言う。
 私自身モツレクは始めてなので、第1ページから音取りの開始だ。楽譜(ヴォーカルスコア)は、前から歌いたく、買ってだけあったのだ。こうなったらやるっきゃない!

本番5日前21日(月 祭日=合唱練習)
 本来、「テ・デウム」仕上げの練習日だったのが、当然、モツレクの練習になった。私を含め初心者がけっこういたようだ。なんせ240人の合唱団なのだ。既に歌える団員はばんばん歌う。我々初心者は、ついていくのがやっとではあった。同僚から音取りcdを戴く。これが役に立った(一部、スコアの版の違いで音や歌詞が違うが…)。世の中便利な物があるのだ。

本番3日前23日(水=マエストロ稽古)
 今日まで、合唱団では楽譜を持っていいとなっていたのだが、マエストロの一言で暗譜に決定された。そしてその方が、私にとってはよかった。この日初めて譜面を外して、始めてのマエストロ稽古に望むことになったのだが、この日までの特訓の成果というか、結構歌えた。音取り3日目で譜面を外したのだ。そして、マエストロとは残す所、オケ合わせ、ゲネプロの2回のセッションとなった。

本番前日25日(金=オケ合わせ)
 マエストロの指示というか、こだわりがよく分かる。ホールの残響を計算に入れているのだ。始めてサントリーホールのP席(合唱団240名はここに立つ)に立ったが、意外とこじんまりしたホールだと感じた。最も私は両国の国技館や、日本武道館で歌っているからそう感じたのかもしれない。
 オケは東響だがマエストロの指示にきちんと反応し、いい音を作っていた。いいオケだと思って、合唱団席から聞いていた。

本番当日26日(土)
 午後にゲネプロがあった。
 そして、演奏は夜の本番が一番いい出来だった。合唱団の人数が人数なのだが、軽く、澄んだ抜けるような歌声の所はそのようになり、そして重厚な所はとても重厚なモツレクになった。完璧だったと思う。
この永遠の安息を願う曲が、未曾有の悲劇に何故かとても合っていて会場の心が一つになったのではないだろうか。
 合唱曲として「Lacrimosa」をもう一度歌った。哀悼の意を込めて。

 歌い終わる。

 私はこの演奏に感動した。我々合唱団に、ソリストたちに、オケに、マエストロに、そしてその夜、聴きにいらっした観客の皆様に。演奏会を企画したスタッフの方達に。この日、この特別演奏会の会場にいることに感謝をしながら。

 今回の、6日間集中のモツレクを歌った特別な一週間は終わった。

そして次の希望がわいてきた。
…こうなったら全曲歌ってみたいものだ、と。
(この項続く)
公私にわたっていろいろなことがあった。とくに先々月からだ。
 いつも私のブログに遊びに来ていただきありがとうございます。皆様には申し訳なかったのだが、目がやられてしまった。眼科の先生はそれとなくパソコンを指摘する。そう、毎日、楽しみすぎていたのだ。しばらく、ブログとも遠ざかって、目薬をさしながら回復を待った。
 が、合唱団の出演(ベルリオーズ/テ・デウム)が2月末に決まり、暗譜しなければならなくなった。しかもあのサントリーホール(初出演になる)だ。目薬をさしながらの暗譜だ。
 そして震災。
 ほぼ、暗譜が終わった一週間前、曲目が変更になった。指揮者の外国人が放射能の関係で来日しないのだ。トホホ。直前に変更されたプログラムは以下の内容になった。



東響交響楽団 定期演奏会 3月26日/サントリーホール
「被災された皆様へのお見舞い、哀悼の意と、今、私達が出来ること」

モーツァルト/レクイエム(「涙の日」まで)
ベートーベン/交響曲第3番「英雄」

指揮/小林研一郎
ソプラノ/ 森麻季  メゾ・ソプラノ/ 竹本節子
テノール/ 福井敬 バリトン/ 三原剛
合唱/東響コーラス

 大変なことになったと思った。モーツァルトの「レクイエム」を歌いたいとわたしは常日頃願っていたのが、前半だけとはいえ、歌えることになったのだ。ただし、本番までの六日間で仕上げなければいけない。しかも暗譜。歌ったことの無い私には、ハードルが高い。合唱団には私と同じように初めての方が結構いた。頑張るぞー。
(以下続く)
 今日は午前中、百人町で、テ・デウムの合唱練習だった。この界隈は別名コーリアンタウンでもあり、韓国の食文化の豊かさが分る賑わいのある街だ。まだ朝の10時前なので、それほど賑わってはいないが、人通りは既に多い。
 今朝、西武新宿線が不通で、池袋経由で練習所に向かった。時間はほとんど変わらなかった。
 テ・デウムは合唱曲が六曲ある。合唱はマラ8等と同じく、二つの混声4部合唱と児童合唱団が受け持つ。他に器楽曲が二曲(序曲と、7曲目のマーチ)あり、ほとんど演奏されないとのことだが、今回はどうなるのか。
 私は第二合唱に属し、バリトンで歌う(予定)。宗教曲なので発声法、出の音や、切る場所、ラテン語の発音等、私としては気が抜けない。なかでも第六曲のJudex crederis'は、12分を越える曲だ。合唱が時にずれて、時にユニゾンで歌い高まる。反復があり、最初に聞いた時は、どこかお経に似た法悦の世界を感じた。神や仏に対しての祈りは洋の東西を問わず、法悦の精神状態になるようだ。
 昼に合唱練習は終わり、外に出ると、コーリアンタウンは夜と同じくにぎわいを取り戻していた。合唱練習後はいつものことだが、テンションが上がっており、今日もハイなまま、大久保の街並を抜け、家路に付いた。西武新宿線は復旧していた。