月曜日だが祝日だ。全国で文化に関連した催しが行われていたのだろう。
ここ、入間西武地区も、公民館で関連行事が開かれ、賑わっていた。書道、俳句、和歌、絵画、写真、カービング、生け花、フラワーアレンジメント、手作りの衣類等、所狭しと展示されていた。書を鑑賞するたしなみは、漢字を使う圏域の文化だろうが、いいものだ。墨と、筆の勢い。その背後にある書き手の心。美として、そして心の深い想いのメッセージとしてとても奥深いものがあるようだ。
恒例の茶席が設けられていた。昨年、一服いただいて、小宇宙をさまよった体験があったので、昨日もお伺いした。秋を主題にした座敷のしつらえを楽しんだ後に茶席へ進む。
床の間には墨跡の掛け軸。「和敬静寂」とある。道具の説明を聞きながらお茶を楽しむ。部屋が少し明るすぎるか。心が洗われるひとときだった。
午後は、オペラ合唱団の練習だった。既に立ち稽古が始まっていた。私は女子プロゴルフボランティア参加のため、場当たりに出ていなかったのだ。
既に団員は夫々の場面での役割が決まっていた。アルフィオにくっついて登場する人。フィナーレで絶叫する人。だいたいいつもの顔ぶれだ。
後半ソリストが二人参加して来た。ローラ役の方も来た。美しい人だ。主人である権力者アルフィオが村の広場で白日どうどうと女房自慢をし、一方陰の恋人トゥリッドゥが不倫する気持ちもよく分かる。
ローラはまず魅力的でなくてはならない。しかし、出番や歌は意外に少ない。マスカーニは当時、作曲しているとき、ローラ役に美貌を優先したため、歌はおろそかになったのか。いつも思うのだが、もったいないのだ。アリアが一曲あってもいいのではないか。端役ではなく、この事件の根本なのだから。
「和敬静寂」の心からは随分離れたオペラではありました。