8月2日(土)
今日は、夜から『kikujyu』で、スガワラさんとキヨタカさんのユニット、ハッピーズのライヴがあり、ご近所のミッちゃん達を誘って、ハッピーズの奏でるFAB4ナンバーを聴いていると、Ayaちゃんの同窓生2人が遊びに来て、俺とミッちゃんは、中学生くらいにしか見えない彼女達のあどけない表情に驚き、ティーンエイジャー・ガールズのオーディエンスを得たハッピーズの演奏も熱が入り、ニンフのような白いワンピースを纏って、奥のボックスで聴いていたヒロミさん、60年代ファッションで決めていたAyaちゃんは大喜びして、『I saw her standing there』で出番を終えたハッピーズの2人を、カクテルと料理でもてなしていた。
その後、ミッちゃん達と赤線のカフェバー『spot』に移動し、久々に刀子ママさんに会う。ママさんが髪をブロンドに染めていて、ちょっとびっくり。カウンターでカクテルを飲みながら、若い女の子を占っていたママさんの手が空くのを待っていた俺達をスタッフのヨシエさんが、美味しい胡瓜の浅漬けとジャーク・チキンでもてなしてくれて、ちょっと感激。ジャーク・チキンは、シーズニングの味付けが絶妙だった。
ママさんに手相を見てもらったミッちゃんが、ジャックダニエルズで完全に出来上がってしまったので、お暇することにして、おやすみを言いがてら、「(この先)俺は大丈夫ですよね?」とママさんに訊ねてみると、一瞬俺の顔を凝視したママさんは「大丈夫よ!」と請合ってくれた。4年前の夏に、俺の運命を変えたママさんがそう言うのなら間違いない。
自転車を駆って、牛浜駅近くにオープンしたばかりのお好み・鉄板焼き屋『アマゾン』へ辿り着くと、『zago』を早仕舞いしたナゴムくんを始めとする福生界隈の飲み屋関係の人たちが詰め掛けていて、大盛況。南国の庶民的な飲み屋を彷彿させる『アマゾン』の内装は、全てオーナー夫妻の手作りだそうで、ほろ酔いのナゴムくんは、「いやー、この店は『さざえ堂』(今年、惜しまれながら閉店した伝説的なお好み・鉄板焼き屋)を思わせるよねぇ!」と何度も繰り返し、ご満悦の様子。俺は待望の豚玉お好み焼きにありつき、シャキシャキした甘いキャベツ、カリッと炒められたポークに舌鼓を打ちつつ、ウーロンハイを飲み、店内に流れる萩原健一の『熱狂雷舞』、『ドンジャン・ライヴ』に乗せて繰り広げられるナゴムくんのショーケン物真似に大笑いして、日曜の朝を迎えた。もう午前6時だ。
8月7日(木)
夜、『kikujyu』で飲んでいて、ヒロミさんに「23日の日米友好祭の日に、ここでバイトしませんか?」と言われて、ちょっとびっくり。
「私は店の中でお酒を売って、占いをしますから、呼び込みをして欲しいんです......」
恒例の横田基地日米友好祭、通称カーニバルは、夏の終わりを惜しむ20万人近くの人たちが早朝からワラワラと福生に詰め掛け、平日は人影がまばらなルート16の舗道が、原宿の竹下通りのように人の渦で芋洗いになり、観光客たちが、こぞって様々なフード、ドリンク、お土産物を求めて、ルート16界隈を練り歩くので、福生でお店を営む人たちにとっては、絶好の掻き入れ時なのだ。殊に、牛浜駅は、カーニバルの入り口である第5ゲートの最寄駅なので、朝から夜まで人足が絶えることは無い。『kikujyu』の店先にデッキチェアを置き、景気の良い音楽を鳴らして、カクテルやフルーツを売れば、かなりの動員を見込めるかもしれない。さて、どうなることだろう?
後は仕上げをごろうじろ。
閉店間際に酔客が入って来たのに合わせて、『アマゾン』へ移動してみると、みんなーズのモリくんとオクミさんがいて、3人でお喋りしているうちに焼きあがった美味しそうなお好み焼きを眺めていて、ヒロミさんが『アマゾン』に行きたがっていたのを思い出し、『kikujyu』に戻って、ヒロミさんとミツエさんをお誘いして、モリくん、オクミさんにヒロミさんを占い師だと紹介すると、興味津々のモリくんは、さっそく紙に名前と生年月日を書いて、ヒロミさんに占ってもらい、自分の特質と彼女との相性の良さを知って、しきりに得心していた。
その際にモリくんとオクミさんが、俺と同じ11月生まれの蠍座と知って、3人で「We are Scorpions !」と言い合って、盛り上がる。
俺の周りには、何故か蠍座が多い。スコーピオンの周辺っていうのは、ちょっと独特だ。
ヒロミさんは笑っている。