1日だけ休みGET! チブリ尾根へNew Gearで | ケイの山とスキーの日記  

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仕事が忙しくて盆明け以降休み無しが続いていましたが突然9月20日の1日だけ休めることに。

数日前に一緒に徹夜でその日の仕事を完了させた現場の若い責任者に「明日は久しぶりに山に登ってくるわ」と言ったら「まだそんなパワーが残ってますか?!」と呆れられましたけど。

 

でも休めてよかったです。

私の人生で元気に山に登れる9月のシルバーウィークはもうあと10回も残されていないと思いますので。

 

それでどこの山へ登ろうかな?と。

疲れているので近場の白山か別山だな。

この1ヶ月間、山に登れず悶々としながらネットでポチしたNew Gearを試したいので別山のチブリ尾根を登ることにしました。

テーマは「軽量化」  靴・インナーソール・ザック・ウォーターパックを新調です。

(靴だけは実際に履かないとだめなのでお昼に仕事をサボってモンベルに行きましたけど^^)

 

お盆の北アルプス3連チャンの最終日、三股から常念岳~蝶ヶ岳を周回したときに感じた足の裏の痛み。

そのときはもっとしっかりした靴を履いてくるべきだったと思ったのですがそのあとコメントでアドバイスをいただいたり皆さんの記事を拝見したりしているうちに長距離ルート攻略は逆の方法もあるんだなと。

 

さて今年2回登って所要時間を記録してあるチブリ尾根。

避難小屋までですがはたして所要時間は短縮されるのでしょうか。

 

 

夜中の3時半に起床。

市ノ瀬ビジターセンターに着いたのは5時43分。

750台駐められる駐車場はすでに満車。係員さんの指示で200m手前の路肩に駐めました。

 

 

 

 

 

まだマイカー規制中なので別当出合の登山口まではシャトルバスに乗らなければなりません。

バスを待つ白山登山者の方たち。

 

 

 

 

私はチブリ尾根から別山方面に登るのでシャトルバスは関係ありません。

砂防工事用の道路の横を通って猿壁登山口へ進みます。

 

 

 

 

6時08分 猿壁登山口通過。 ここからの所要時間を比較します。

 

 

 

 

いつもはマイナールートなのにこの日はこちらの尾根を登る人も多かったです。

 

 

 

 

7時50分 白山ビューポイント通過。

シャトルバスの終点の別当出合登山センターが見えていますがスマホ撮影なのでわかりません。

 

 

愛用のコンデジは盆休み初日の西穂独標の雨中で壊れてから修理も買い直しもしていません。

翌日の蝶槍からの槍穂の絶景は古い一眼レフを持って行ってたのでそれで撮れてよかったです。

壊れたコンデジは1インチセンサーのわりと高級機でしたが当面買うつもりはありません。

普段の山行の記録だけならスマホで足りるような気がしてきました。

 

 

さて少し休憩してからまた登ります。避難小屋までの行程はあと1/3。

 

 

登り始める前は久しぶりに別山の山頂まで行くつもりでしたが疲れが溜まっているのかなんかフラフラしています。

それに連日の睡眠不足で眠いです。 たった1日の休みなので避難小屋までのピストンに気持ちを切り替えました。

その途端に楽しい気分になるってどういうことでしょうか (笑)

 

 

 

岐阜からの石徹白道、福井からの鳩ヶ湯新道の稜線が見えます。

由緒正しき古来よりの美濃禅定道です。

 

 

半袖Tシャツと手袋無しでは少し寒かったです。

 

 

 

9時10分 チブリ尾根避難小屋に到着。

手前の木の葉っぱが少なくなっているような? 秋ですね。

 

 

 

 

御舎利山(左)と別山(右)

 

 

 

 

 

ちゃんと写っていませんが肉眼では室堂と南竜が見えています。

画像左外にも白山オールスターズのメンバーが。

白山展望の山はいろいろありますが私はここでのんびり白山を眺めるのが一番好きです。

 

 

 

 

ちょっとピンボケですがマツムシソウ?

 

 

 

 

 

さてNew Gearの紹介を。

 

①靴はモンベルの クラッグステッパー

②インナーソールは スーパーフィートのグリーン

 

 

 

 

③ザックはモンベルの クロスランナーパック15

 

 

 

 

 

④ウォーターパックはモンベルの トレールウォーターパック3.0L

 

 

①についてはショートカットの登山靴は初めてなので足場の悪いところなどでグキッと捻挫しそうな不安感はありますがかなり軽快。もっと軽いのもありますが岩場などでの歩行も考慮して無難にソールのがっしりしたものを選びました。

②は定評のある製品ですがまだよくわかりません。私は土踏まずのアーチが深いほうなので合ってるような気がしますけど。

③は軽くて頼りなさそうですがかなりしっかり身体にフィットしてくれました。15Lなので制約はありますが日帰り登山なら十分だと思います。

④は③と組み合わせるととても使い勝手がいいですね。

2Lの水・合羽・ヘッデン・非常食その他を入れて③④合計3.5kgでした。

こんなことで頭使うよりラーメンを控えて体重減らしたほうがいいような気もしますがそれがまたムズイ…(^^ゞ

 

 

 

肌寒かったお天気でしたがお日様が顔を出してくれて暖かくなってきました。

バッタも出てきて日向ぼっこ。

 

 

 

 

乾燥納豆をポリポリ食べながらのんびりしていると熊本から来られたというソロの男性となんとなく会話が始まりました。

利尻から屋久島まで幅広い話は尽きず。はっきりとは聞きませんでしたが百名山は間違いなし、三百名山をやってるような感じの人でした。

お城や焼酎や観光列車やラーメンの話なども織り交ぜながらなんと1時間以上も楽しい時間を過ごしてしまいました。

 

 

10時39分、男性に別れを告げて下山開始。

正面は岐阜方面です。加越国境方面の大長山・赤兎山・経ヶ岳は画像の右外です。

 

 

 

ひょっとしたら私は青い花が好きなのか?

なんか青い花を見ると撮ってるような?

 

 

 

 

 

 

黙々と降り続けて12時23分 猿壁登山口に到着。

 

 

 

 

結果です。

 

 

体調のわりには速くなってました。

へぇ~、ホントに?という感じです。

こりゃ軽くて楽だわ、なんて感じはあまりなかったのですが一歩一歩の歩幅がわずかに伸びているような気はしてました。

しかし登りで数人に追い越されたのでやはり自分は登りが遅いなと実感。

このコースタイムも甘いのではという気がします。

 

テン泊装備を担げるように体力をつけることも大切ですが逆に軽装備で行動半径を伸ばせそうな手応えを感じたのは大きな収穫でした。

だんだんトシ取ってきたのであの手この手で工夫しないと。

 

自分の中では白山日帰りができなくなるのはとても悲しいことだと思っています。

以前に岐阜側の平瀬道から白山に登ろうと登山口で準備していたとき話しかけてきた老人を思い出します。

チェックのシャツとウールのベストを着た背の高い鶴のような雰囲気の上品な男性でした。

「もう登山する体力はないのですがこうしてあちこち登山口を回って楽しんでいるんですよ」とおっしゃっていました。

 

 

 

猿壁登山口から市ノ瀬までは工事用道路を歩きました。

 

 

帰りに見るとビジターセンターの下山側1km先まで路肩駐車の列は伸びていました。

この日全国の有名どころの山々はかなりの賑わいだったのかも。

 

 

 

白峰の総湯に浸かってソフトクリームを食べようと思っていたのにぼーっとしていて通り過ぎました。

それで比咩の湯へ。 眠くて眠くて駐車場に着いてすぐに30分ほど寝ましたよ。

 

 

 

15時頃に無事帰宅。

ウォーターパックのチューブを洗うのが面倒でした。(笑)

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

 

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