経ヶ岳の途中まで 2020.06.20 (福井県 1,625m 日本三百名山) | ケイの山とスキーの日記  

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6月20日(土) 県境越えも解禁されたしということで福井県の経ヶ岳へ行ってきました。

 

展望台の駐車場に行ったことがなかったので車のナビで向かいましたが途中で通行止めになっていてUターン。 あれれ?あせる

 

結局いつもの福井県立奥越高原青少年自然の家に戻りました。

8:10頃です。

 

 

ここの駐車場の中にいつも停めさせていただいてます。

入ってすぐ右手前あたりがいいです。

正面奥に停めると研修生の若者を乗せてきたバスの邪魔になります。

職員の方々はとても親切で優しいです。いつもありがとうございます。

 

しかしこの日は草刈り作業中で登山者の皆さんは遠慮したのか

上の画像右下画面外の路肩に駐めておられました。

大阪ナンバーと京都ナンバーが各1台。

あとは地元福井と石川&金沢ナンバーが私を含めて3台。

日本三百名山なのでちらほらと全国から来られてます。

一度なんかベルギーから来られた若いカップルに会いましたよ。

二人とも何Lか想像もつかないようなでかいザックを担いで

経ヶ岳山頂から赤兎山の方へ縦走していきました。

 

 

さて、これから登っていく方向を眺めるとこんな感じ。

 

 

そのうち晴れる予定なんですがはたしてどうでしょうか。

 

登山道は上の駐車場の画像の奥の坂道を右上に登っていきます。

電話ボックスが登山ポストになっています。

 

 

 

 

準備して舗装された坂道を歩いていくと左側に登山口があります。

 

 

 

 

 

最初は少し急登っぽいですがいい感じです。

歩きだしてしばらくすると、今日も来てよかったなという気持ちになってきました。

いつもは出発前は気分的にグズグズしていることも多いのですが(^^ゞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山口から30分ほどで(この日は40分かかりましたが)林道法恩寺線に出ます。

正面前方に登山道が続いています。ここが第二の登山口ですね。

寄り道してここを右(東)へ展望台のほうへ行ってみました。

 

 

 

 

 

展望台は展望なしでした。

 

 

 

 

 

展望台向かい側の駐車場には数台の車が。

私もこの日は車でここに来たかったんですけど…(笑)

このあと登山中に上から降りてきた関西弁のお父さんに聞きましたら

お父さんはスマホのグーグルマップに案内されてすんなりここに着いたそうです。

 

 

 

 

アザミをパチリ。

梅に鶯、桃に鳩、

そしてアザミにはアサギマダラが似合いますね。(笑)

この山にはアサギマダラは飛んでこないのかな?

 

 

 

 

 

展望台への寄り道も終えて再び登山道。

次のピークの保月山へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アダムとイヴの木です。

左はブナですけど右はミズナラだったかな?

間違ってたらごめんなさい。

 

 

アダムとイヴもいいけど安寿と厨子王でもよかったんじゃないかとも思います。

あっ、あれは恋人ではなく姉弟でしたっけ?姉がブナだとおかしいな。^^

荒島岳のトトロの木は台風で倒れてしまってとても残念でしたね。

 

 

 

 

10:37 保月山到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10:55 溶岩のヤセ尾根。

その先の尖ったピークは牛岩と名付けられています。。

両側に木が生えているからまだいいですが木がなかったら怖くて立っていられないと思います。

 

 

このあたりは100万年くらい前に白山より大きな巨大火山の山頂が吹き飛んで残った火口壁なんです。

 

 

牛岩を南側に巻いて進みます。

牛岩を過ぎてすぐ先に短いトラバース道が。

 

 

以前残雪期にここで滑落しました。4月下旬でした。

足元の雪ごと滑って5mくらい下のヤブで止まりました。

一瞬の出来事でした。ヤブがあってラッキーでした。

 

 

 

釈氏ヶ岳到着。なかなか晴れてきません。

 

 

 

 

下の画像は2018年11月18日の釈氏ヶ岳でのものです。

日本三百名山完登を目指しておられるという八王子から来られた男性と

このあと山頂までご一緒しました。

正面が経ヶ岳です。

 

 

 

 

 

 

しかし今回は天候に恵まれず。

下の画像は次のピークの中岳へ続く登山道。

晴れていればとてものどかでいい景色なんですけどね。

 

 

 

 

 

 

下の画像は2017年4月23日に撮ったもの。

正面左側が経ヶ岳です。

右下は現在「池ノ大沢」と呼ばれている太古の火口です。

 

 

 

 

 

右を向いて池の大沢方面を。

2018年5月20日の画像です。

正面奥に百名山の荒島岳。

深田久弥の「日本百名山」の荒島岳の項に書かれている九頭竜川の漁師たちが鮎漁解禁の目安としたY字の雪渓が薄く見えています。

荒島岳の右、ずっと後方には能郷白山。

深田久弥が日本百名山を選ぶにあたり荒島岳と迷った山です。

 

 

 

 

 

 

中岳へ歩いていく途中、ニッコウキスゲが咲いていました。

 

 

 

 

 

 

 

11:45 中岳1467m 到着。

 

 

 

 

残念ながら展望なし。

しばらく進みましたが同じです。当たり前ですが。^^

 

 

 

 

 

晴れていればこんな景色が見えるはずなんです。

 

 

 

 

中岳山頂で大休止。

このまま進んでも山頂手前の笹でズボンがビシャビシャになりそうかも?

明日もあるしなぁ…(翌日はチブリ尾根から白山オールスターズを眺める予定)

結局この日はここで撤退することにしました。

 

 

 

釈氏ヶ岳に戻る途中にある池塘。

往路でも気になっていたのですがこの中に…

 

 

 

おたまじゃくし? 子どものサンショウウオ?

 

 

 

 

前述の池の大沢は福井県で初めてクロサンショウウオが発見されたところらしいですけど。

 

 

 

 

 

 

牛岩に戻ってきました。

 

 

 

 

 

左横を巻いていきます。

 

 

 

 

 

 

溶岩のヤセ尾根を無事通過。

 

 

 

 

 

 

13:16 保月山到着。

 

 

 

 

 

 

14:03 林道横断

 

 

 

 

 

 

14:34 登山口に帰還。

 

 

残念ながらお天気に恵まれませんでしたけどまずまず楽しかったです。

 

 

 

 

オマケ画像。

2015年5月3日 荒島岳山頂から眺める経ヶ岳(画像中央右)

 

 

深田久弥もこの景色は見ているはず。

なぜ荒島岳と能郷白山の百名山候補二座に経ヶ岳も入れてくれなかったんでしょうか。

山名のとおり山頂には灰になった経典(それも平泉寺の)が埋められているし標高も荒島岳より高く福井県内では最高峰。地学上の山の歴史も白山よりはるかに古い。

私は登っても眺めても荒島岳より経ヶ岳のほうが好きです。荒島岳も真冬も含めて4~5回登ってますけど。

深田久弥が百名山を選定するにあたって設定した条件の一つに「自分が登ったことがある山」というのがあるのでひょっとして深田久弥は経ヶ岳に登っていない?まさかそんなことはないと思います。福井の学校に通っていたのですから。どうなんでしょうか。

「日本百名山」のあとがきで笈ヶ岳(二百名山)と大笠山(三百名山)に触れていて「できることなら百名山に選びたかったが登っていないので断念」という意味のことを書いています。もし登っていないけど魅力を感じていたのならここに経ヶ岳も登場させてくれてもよさそうでなんですけどね。

うぅ~ん、不思議です。私個人としては完全無視されているのがちょっぴり悲しいです。

多分久弥は登っているけど格下と判断したのでしょうね。この山に登ってないはずがないですから。

それならそれでスッキリするんですが。

さて最後に能郷白山ですが奥深くスケールの大きい山ですね。さすが両白山地という名称の由来となった山です。でも私はまだ1回半(^^ゞしか登ってないのでよく知りません。また行きたいと思っています。

 

なんか長くなってしまってすみません。

下山後は近くの温泉でゆっくりさせてもらいました。

最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

 

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