磐梯山に登った翌日、今度はお隣の 安達太良山 へ。
山の東側の奥岳登山口から登りました。
ロープウェイ 「あだたらエクスプレス」 を使うと途中の薬師岳まですぐに行けますが
せっかくなので歩いて登ることにしました。
下の画像は駐車場から登山口に向かうところ。 左側にロープウェイの駅があります。
2~3分で登山口に到着。 7:52です。
地図がありました。 この日は登山口から薬師岳展望台経由で山頂へ。
そのあとくろがね小屋のほうへ降りて時計回りに奥岳登山口に戻ってくるという予定です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/e3/3e/j/o1280113214445888086.jpg?caw=800)
往路にロープウェイを使えば約3時間半で周回できる初心者向きコースとなります。
この山は高村光太郎の 『智恵子抄』 にも登場し名前を広く知られることになりました。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
登山が目的できましたが、智恵子抄の雰囲気も少し感じることができればなと。
で、この日の午前9時の山頂の天気予報は
![くもり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/027.gif)
![汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
でも青空も出ています。 がんばって登りましょう。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/3a/c5/j/o1280085314445888098.jpg?caw=800)
スキー場のゲレンデを登っていきます。
途中でゲレンデが左右に分かれるところがありますが右に進みます。
下の画像のような標識がところどころに設置されています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/5a/26/j/o1280085314445888112.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/81/8d/j/o0533080014445888119.jpg?caw=800)
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/50/2d/j/o0533080014445888147.jpg?caw=800)
手をついて登らないとならないところがかなりありました。
9:01 五葉松平。
正面に安達太良山の山頂のシンボル 「乳首」 (ちちくびと読みます) が見えます。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/6c/b9/j/o1280085314445888156.jpg?caw=800)
9:18 薬師岳。 人が増えました。 ロープウェイで登ってきた人たちが合流したようです。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/77/9d/j/o1280085314445888163.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/6a/4d/j/o0533080014445888167.jpg?caw=800)
しかし、この日の 「ほんとの空」 はどんどん曇ってきました。。。
雪というかみぞれというか、そんなものが降ってきてます。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/45/76/j/o0533080014445888174.jpg?caw=800)
結構本降り? 服装はジム用半袖Tシャツの上に長袖登山ウェア、
その上に薄手のフード付き撥水透湿ウィンドブレーカーです。
ズボンも撥水性があるのでこの時点ではあまり問題を感じていませんでした。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/65/29/j/o0533080014445888180.jpg?caw=800)
平らなところに出て風が強くなりました。
ストックとアイゼンは持ってましたが使わなくても進めます。
山頂はもうすぐなのでこのまま登っていきました。 しかし指がむちゃ冷たい…
手袋を替えなければと思いましたが防水防寒の手袋を持ってきていないことに気付きました。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/336.gif)
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/bd/3c/j/o1280085314445888188.jpg?caw=800)
10:38 乳首直下の山頂標識に到着。
風がとても強く吹き飛ばされて転んでいる人が二人いました。
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190607/05/keifum0813/65/63/j/o1280085314445888192.jpg?caw=800)
どこかでザックの中にあるフリースとちゃんとしたレインウェアに着替えて
ホッカイロで指を温めてから乳首にアタックしたいと思いましたが
風が強くて装備を整える余裕がありませんでした。 もっと下で着替えておけばよかったです。
気温3.1℃以下も風速19m以上も経験ありましたが、この二つの組み合わせは初体験。
おまけに薄い手袋しか持ってきてないし。 まだまだ半分、青いです。
乳首への道も調べて無く、ひょっとして三点確保で登らないとならないのであれば
今の状態ならちょっと怖いな… と。 で、残念ながらここで撤退することに。
(あとで調べたら乳首へはわりと簡単に登れたみたいです。OMG )
下山途中に石楠花(シャクナゲ)の葉らしきものが。
途中の道の駅で見ましたが福島県の県花はネモトシャクナゲとか。
これがそうでしょうか? 開花はもう少し先ですね。
指がむちゃ冷たいのでずっとむすんでひらいてしてましたらなんとか感覚も戻りました。
分岐です。 真っすぐ行けば来た道を降りることになります。
しかしもう戦意喪失しているのでここを右へ。
降りてから仕方なく撮りました。
まさかこんなものに乗ってしまうとは。。。
ゴールを示すGマークまでの直線が不甲斐ない…
というか、ほんとはくろがね小屋経由でもっと大きく
周回コースを歩く予定だったんですけど。
ほんとのコースも、ほんとの空も…
見つからないままの一日だったのか。。。
このあと温泉に入って猪苗代湖のほうへドライブしました。
前日登った磐梯山が正面に見えました。
そして、ほんとの空がやっと見えたー