お盆休みに和歌山に墓参りに行ったついでに生まれ故郷の山、龍門山に登ってきた。
中腹に登山口があり、そこにも駐車スペースがあるが一番下の駐車場から歩くことにした。
車は新しく愛車となったスバルのアウトバック。
先進的な衝突回避システムなどは嬉しいおまけだが個人的には最低地上高200mmのほうが有難い。
不整地での運転が楽だ。 ステージアは140mmしかなかったので山道で底を打ったことが何度もあった。
画像中央下の「現在地」から田代コースを登り中央コースで降りてくる予定。
道案内の看板があるのでわかりやすい。
ぶらぶら歩いていると後ろから軽トラが。
脇に寄って道を空ける。
軽トラは一度追い越していったがすぐにバックして戻ってきた。
運転席のオヤジさんが 「乗れ、送ってやる」 と言う。
歩きたかったがこれも何かの縁だと思って乗せてもらった。
オヤジさんはこの山で農業を営んでいるらしい。
オヤジさんと言っても私と10歳くらいしか違わないのだろうけど。(笑)
農業はあまり儲からないこと、息子に嫁が来ないこと… など明るく話してくれた。
私も自分の話を少しした。この町の生まれで小学校4年まで龍門山を見ながら育ったこと、
今は金沢に住んでいて60歳の誕生日を迎えた節目に生まれ故郷の山に登りに来たこと、
明日は和歌山市内で墓参りすること… などなど。
登山口まで送ってくれてUターンして降りていくオヤジさんの軽トラ。
ありがとうございました。
田代ルートの登山口。
草ぼうぼうの先制パンチをくらったが最初のうちだけ。
蜘蛛の巣を片手で払いながら進む。
セミ発見。網の代わりにカメラでパシャリ。
お地蔵さん。
田代峠方面は直進だが右折すると「ちりなし池」に行けるらしい。
子どもの頃もここまで登ってきたことはなかった。どんな池なんだ?
寄り道してみることにした。
途中で道から外れてしまったことに気付きスマホのGPSアプリで現在地を確認。
林の中を最短ルートで池に向かう。
ちりなし池に着いた。空き地みたいなところだ。水は無かった。
普段は水が溜まっているみたいだ。
登山道に戻り山頂を目指して歩く。 いい感じの道だなぁ。
仮面ライダーを発見! しばし睨み合う。
磁石岩が見えてきた。 この岩は天然の磁石なのだ。
磁石岩の上に方位磁石を置いてみた。
南東方向にN極が吸い寄せられている。
解説の看板。
磁石岩を過ぎてすぐに山頂に着いた。
まだ午前9時だ。
60年前に私が生まれた町を見下ろすがいまいち遠すぎてよくわからない。
30分くらいのんびり休憩してから西に進み右折して中央コースを降りる。
降りていく途中、右折して次のスポットの明神岩と風穴の方に向かう。
明神岩から東の方向を見る。紀の川が見える。
この岩から真下を覗くのはちょっと怖い。^^
近くにある風穴の開口部。
内部はかなり大きな洞窟になっているそうだ。
冷たい風が出てきているのを感じる。
解説はこちら。
田代コースに比べて中央コースは標識がちゃんと
整備されているという印象を受けていたが、
なんかユニークな雰囲気の標識がひとつ。
左上の山頂方向から降りてきて振り返って撮っている。
ここまでで二人連れのご夫婦と二人連れの
お父さんと男の子に会った。
心のこもった挨拶をしてくれて嬉しくなった。
中央コースの登山口に到着。
マップの右下が現在地。ここから田代コースの登山口に戻る。
途中で展望のきく場所があった。
なんか昔の記憶と違うなぁ。写真中央は私が4年生までいた粉河小学校だと思う。
その隣に粉河中学校があったはずなのに無い…
左下の紀の川近くのグラウンドは何だ? … あとで調べたら粉河中学校が移転していた。
田代コースの登山口まで戻ってきた。 車が1台停まっていた。
朝、オヤジさんに乗せてもらって登ってきた道を降りていると案内板があった。
ギフチョウはこの日とても期待していたのだが見ることはできなかった。
でもアオスジアゲハが飛んできてくれたのでパチリ。
駐車場に戻ってきたら車が増えていた。
ありがとう 龍門山。
このあと粉河寺と根来寺に寄って和歌山市内へ。
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