開山1299周年 歴史ある白山(越前)禅定道を歩く 2016.07.31 | ケイの山とスキーの日記  

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 まだ歩いたことのなかった白山(越前)禅定道に行ってきた


 7月31日(日) 夜中に起きて支度して白山の市ノ瀬ビジターセンターへ向かう
 

 午前4:36 途中のコンビニで水とパンを調達

 日の出の23分前    月齢26.7の細い月を見上げる

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 5:27 市ノ瀬ビジターセンター着

 かなり奥の方まで誘導された

 750台(だったかな?)の駐車場の95%くらいは埋まっていた

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 登山シーズン中はここから先はマイカーが規制されている

 白山の一般的な登山道 「砂防新道」と「観光新道」

 そのメジャーな二つの道の登山口がある別当出合までシャトルバスに乗らないとならない

 シーズンオフの真冬はというとここまで来る道路そのものが積雪で通行止め

 雪が融けて通行止めが解除されてマイカー規制が始まるまでの5月~6月頃だけ

 別当出合までマイカーで行くことができる (ただしシーズン中でも平日は規制無し)

 岐阜県の白川郷側からの平瀬道はマイカー規制はないが冬季は雪で近寄れない

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 この日の計画はここから歩いて白山禅定道を登り観光新道と合流したら

 観光新道を使って別当出合まで降りてバスに乗りここまで戻ってくるというもの


 白山の主要登山道の地図

 

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 この白山の主要登山道すべてに自分の足跡を付けてみたい…

 そんなことを思うようになったのは昨年あたりかな


 しかし混んでいる室堂(白山山頂直下の大きな山小屋)などで泊まるのが嫌な私は

 日帰りばかり。日帰りだと無理なコースがたくさんあるので避難小屋泊なども

 していかないとならない    どちらにせよ実現はかなり難しいかな


 まぁ、考えていても仕方ないのでこの日はまだ通ったことのない道 「白山禅定道」を登った


 バス道路を別当出合方向に歩いていくと10分くらいでここに来る

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 泰澄上人が今から1299年前に登頂し開山した白山

 そのときの越前禅定道が整備されて今は白山禅定道となっている

 その道をこの日初めて登った

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 登山道の脇にあった石  いつの時代からここにあるのだろうか

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 釈迦新道との分岐  釈迦新道はかなり長い道で避難小屋も無い

 釈迦新道に足跡をつけるのはかなり先になることだろう

 この日は真っすぐに白山禅定道を進む

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 ブナ林の中を進む  気持ちいい

 道は狭いが整備されている

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 ブナの実が落ちている  熊さん、出てこないでね

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 登り始めて約1時間経過  2.5km進んだ

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 いつものジム用のミズノの半袖Tシャツでちょうどいい

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 しばらくすると六万山1260mの標識

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 道が狭くなってきた

 富士山、立山とともに山岳信仰の対象として参拝登山が盛んだった白山

 「登り千人 下り千人」 と言われるほど賑わっていたそうだが

 こんなところを大勢の人が草鞋を履いて登っていたのか

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 振り返って撮っている  「登山道」 の看板がある なかなかいい

 白や赤のペンキの表示だったら古道に相応しくない

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 おぉ!

 見事な立山杉…

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 おっと、ここは白山だった ^^




 指尾山の山頂に着いた   登り始めて約2時間  3.8km

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 少し展望のあるところまできた   別当谷越しの別山の稜線かな

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 富士山に登ったときのカリカリ梅が残っていたので小休止して食べる

 茎ワカメは残っていなかった

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 目の前の尾根を進んでいくのか   よしよし なかなかいい道だな

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 この岩の間を通っていく   なんか名前が付いていそうな場所だなぁ  

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 こんなところもよじ登る

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 まだ新しい木札 今月のものだった  「尾張」 から来られたのか

 現代にも脈々と引き継がれている修験者の魂

 昨年修験道の聖地大峰山の八経ヶ岳に登ったがそこでは要所要所に

 木札が束になって山積み状態だった

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 雰囲気のある木道

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 別当谷が見下ろせるところまで来た

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 なんか不思議な生物がいた

 ナメクジにしては表面が乾いている  かすかに動いている

 ナメクジの通った後のように粘液で地面が光っている

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 予報ではお昼頃に雨マークだった   降るのかな?

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 慶松平に到着   湿地帯だ

 木道の無いところも踏み跡がしっかりついているのでガスが出ても道迷いは無さそう

 観光新道との合流点の別当坂分岐はもうすぐだ


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 雨が降り出してきそうだったので合羽のズボンだけ履いておく

 靴を履いたまま合羽のズボンを履くので合羽のズボンの内側に泥が付く

 いつもそれが嫌だったが最近それを防ぐ技を思いついた  

 登山靴の外側にソックスを履くようにコンビニのレジ袋をかぶせて

 

 その状態で合羽のズボンに足を入れるとグッ

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 ほぼコースタイム通りの4時間で別当坂分岐に到着

 このまま真っすぐ登って行けば仙人窟や殿ヶ池避難小屋経由で山頂方向

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 右折すれば観光新道を下って別当出合の登山口だ

 どちらも何度も通っている

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 もう少しだけ登ってから引き返すことにした。

 この日の目的の白山禅定道に足跡を付けることは達成した
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 白山禅定道では誰一人とも会わなかったが観光新道はこの状態

 シーズンになるとかなりの人出だ

 でも富士山や立山のように渋滞するようなひどい混雑にはならない(と思う)

 
 いや 知らないだけでなっているのだろうか  御来光なんかは行列だろうなぁ
 


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 花の写真もたくさん撮ったがこの2枚だけ載せておく

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 花じゃなくて虫か (^^;

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 登り始めて6時間半弱 11:21に別当出合の登山口まで降りてきた

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 ここから15分間バスに乗って車を停めてある市ノ瀬ビジターセンターに戻る

 帰り道 「白山里」 で温泉につからせてもらう

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 この日もいい一日だった  …って、まだ午後1時過ぎだけど

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 もうちょっと登ればよかったかな  ウインク

 

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