御嶽山へ 2016.06.19 | ケイの山とスキーの日記  

ケイの山とスキーの日記  

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.             ステーションワゴンで車中泊

 

 高山市内の道の駅で車中泊したあと御嶽山に向かった。


 御嶽山の山腹にある3つのスキー場は好きでよく行っている。

 御嶽山の山頂にも登ってみたかったがあの日以降立ち入り禁止だ。

 王滝村の献花台には長野からのスキーの帰りにお参りしたが

 規制解除されたら山頂まで本当に登ってみようと思っていた。
 

 すると先日、お気に入り登録させていただいている山ブロガーのおじPさんが

 御嶽の外輪山の摩利支天山と継子岳に登った記事を書かれていた。

 記事を拝見して登山道の状況などがわかったことで行ってみようという気持ちになった。

 (おじPさん、ありがとうございます。)

 

 それともう一つの理由としては7月(雨天の場合は8月に順延)に富士山に登る計画があること。

 日本三名山の富士山・立山・白山、日本四名山の富士山・立山・御嶽山・伯耆大山…

 あと登っていないのは御嶽山と富士山なのでここで御嶽山に登っておけば

 (実際は摩利支天山だけど)日本三名山と日本四名山登山へダブルリーチがかかる。

  …なんてことを考えたから。




 

 5:50に岐阜県側の濁河温泉の登山口から出発。


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 森林限界を超えてハイマツ帯に。 あれが摩利支天山だろうか。

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 五の池小屋が見えてきた。

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 五の池小屋の外のテーブルをお借りして休憩。

 ここまで3時間10分もかかった。またもやバテバテだ。

 ザックの底にあった賞味期限切れの行動食を消費する。

 歯が折れそうなくらいカチカチだったが


 しばらく口に含んでいると柔らかくなった。

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 疲れもとれたような気がしてきたので摩利支天山に向かう。

 ここは途中の摩利支天乗越。

 南北3.5kmある御嶽のカルデラ内にいる。 さすがにスケールがでかい。

 しかしここから南側は立ち入り禁止。

 右側のピークは継母岳、御嶽山の最高峰剣ヶ峰はその左の雲に隠れている。

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 雲が途切れて剣ヶ峰が見えた。

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 鐘と銅像が見える。 胸が締め付けられるような眺めだ。 思わず手を合わせる。

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 雲行きが怪しくなってきたので北アルプス方面も今のうちに撮っておく。

 手前右下の山は御嶽山の外輪山の継子岳。

 その先の隠れている斜面に冬によく行くチャオ御嶽スノーリゾートがある。

 チャオのゲレンデから眺めて御嶽山だと思っていたのはこの山だったのか。

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 中央やや左は乗鞍岳。そのすぐ右横に槍ヶ岳の穂先が見える。

 その右側は穂高連峰。憧れの地だが今の私の実力では到達できるような気がしない。





 パラパラと雨が降ってきた。


 大きな岩の陰でレインウェアを着る。

 カメラもフリースにくるんでザックの中に。 ここからはスマホのカメラで。

 ザックカバーもかけた。完璧だ。 降るもんなら降ってみろ。


 上から降りてきた山ガールもザックからレインウェアを出して着こんでいる。

 二言三言、言葉を交わしてまた登り始める。




 白いペンキの丸印に導かれながら登る。

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 白装束にわらじ履きの年配の方たちもここを登るのだろうか?

 

 まさか。 修験者なら別だろうが。    

 

 



 頂上に着いた。360度ガスで真っ白。

 ここからの展望を楽しみにしていたのだが仕方ない。

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 すぐ横に三等三角点があった。

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 剣ヶ峰ではなくてここに?

 不思議に思って後で調べてみたら

 剣ヶ峰には一等三角点が設置されているとのこと。


 山頂は狭く休憩するような場所ではなかった。

 雨も降っているので下山。




 摩利支天乗越まで戻ってきた。 奥に見えるのは五の池と五の池小屋。

 オレンジ色のレインウェアを着てヘルメットをかぶった人が登ってくる。

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 「森林パトロール」と書かれた緑色の腕章を巻いている。

 「小屋泊まりですか?」と声をかけられた。

 「いえ、日帰りです」と答える。 聞いてみたら林野庁の方だった。

 長野県からの依頼で雷鳥の調査をしているのだそう。

 明日会議なので帰るとのこと。

 許可を得ているので立ち入り禁止区域を突っ切って行くそうだ。

 ご苦労様です。雷鳥はいたのかな?




 五の池小屋で荷物とウェアを整備。そのまま下山する。

 最後まで本降りにはならなかった。もっと降ればよかったのに。

 
 



 降りてから近くの市営の露天風呂へ。

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 高山市営だと思っていたら下呂市営だった。

 登山道で言葉を交わした方たち数名が偶然にまたここに集まってきた。

 楽しい話に花が咲いた。


                     
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