経ヶ岳に初めて登る 2015.09.22 (福井県 1,625m 日本三百名山) | ケイの山とスキーの日記  

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連休中の一日、天気もいいので福井県内最高峰の経ヶ岳へ。

 

 

 

福井県には経ヶ岳と名の付く山が3つあるらしいがこの日登ったのは ここ 
登りたかった山だ。
 
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登山口のある福井県立奥越高原青少年自然の家。
新潟県から来た高校生が合宿を終えてこれからバスに乗って帰ろうとしている。
バスに乗り込む前にこの施設の職員の方に 「お世話になりました」 と挨拶している。
職員の男性からは高校生たちに励ましの言葉が。
いい瞬間に出会えた。
 
 
登山口はここから右上にアスファルトの道路を数分歩いたところにあるらしい。
職員の方がわざわざ親切に教えに来てくれた。感謝。
電話ボックスの中に登山ポストもあった。
 
 
8時02分 登山口到着。
ヶ岳まで約5時間と書いてある。
まさかそんなにかかることは無いはず。
 
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いい雰囲気だ。癒される。
 
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しばらく歩くと林道に出た。向かい側に登山道が続いている。
この近くにも駐車場があり、ほとんどの人はそこに駐めているようだ。
 
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2種類の木が根元から寄り添うように生えている。珍しい。
左の木はブナだが右の木はわからない。
イケメンのアダム君が後ろから追いついてきたので先に行ってもらった。
 
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保月山に着いた。
少し休憩してコンビニで買った 「オムすび」 というオムライスのおにぎりを食べた。
しばらくすると中年のご夫婦がやってきてしばし歓談。
 
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保月山から杓子岳に向かう。
尾根道が狭い。 転んだら危ない。 要注意。
溶岩と思われる岩肌が露出している。
このあたりは白山より古い火山の跡なのだ。
中央先に見えるのは中岳、そして目指す経ヶ岳だろうか。
天気もよく気持ちいい。
 
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杓子岳到着。 1,440m。
 
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杓子岳山頂から少し進むと経ヶ岳がはっきりと姿を現した。
左手前の中岳経由の登山道も見えている。
中岳まではのんびりした道みたいだ。楽しいな♪
 
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中岳山頂についてそこから少し進んだ地点。
ここからいったん切窓と呼ばれる鞍部まで下る。
その先の経ヶ岳への登り返しの道が見える。
古い火山の火口壁という感じを受ける。
写っていないが右下が池ノ大沢。昔の火口。
 
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登り返し開始。 前半の正念場かな。
 
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プチ藪漕ぎ。 でも大した事はない。 面白い。
 
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藪漕ぎがすんだらロープ場だ。
下を向いているのではなく、ほぼ正面を向いて撮っている。
 
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ロープを伝って登る。地面もかなり滑る。下りは気をつけなくては。
ロープが細く手の中で滑って摩擦で熱い。手袋を忘れてきたのを後悔。
笹の束を鷲掴みにしてよじ登らなければならないところもあった。
もう面白いなんて言う余裕無し。
 
 
 
 
 
やっとこさ経ヶ岳の山頂に着いた。1,625m
青少年自然の家の登山口から約3時間半。林道の登山口からなら約3時間。
途中かなり休憩したこともあるが最近ちょっと体力落ちてるかも。
 
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到着時、山頂には3人が休憩中。
私は山頂手前で一緒になって登った年配の男性と少し話しをさせていただいた。
この方、年に似合わずコンプレッションタイツに半ズボンという格好でいかにも健脚というオーラを放たれていた。
福井県ではこの経ヶ岳が一番お好きなのだそう。あと穂高にもよく行ってらっしゃるそうだ。
経ヶ岳は5月の連休後の残雪時がいいらしい。
それより前だと先ほど通過した保月山と杓子岳の間のヤセ尾根が危険だそうだ。
 
そうか、5月か。
5月の経ヶ岳を南側の荒島岳より見た画像を再掲する。
 
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私はこの景色を見て経ヶ岳ってかっこいいなと思って登りたくなったのだ。
いつか5月に登ろう!
ちなみに荒島岳に登って面白いのは1~3月とのこと。
えぇ~? 5月でこれなのに1~3月はどんな感じなのだろう。いつか挑戦…? (^^ゞ
 
 
 
 
 
経ヶ岳から白山方面を。 ずぅ~っと向こうの白山はあいにく雲に隠れている。
それもまたよし。
手前に赤兎山が見えている。そのうち赤兎と大長山に登って白山を間近で見よう。
 
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ちょっとズームしてみた。
赤兎山の左先に見えているのは甚之助谷と別当谷だろうか。
砂防新道と観光新道を通って白山登山中の方たちに心の中でエールを送る。
 
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南に振り向いて荒島岳を。 
 
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こちらにも雲が。  それもまたよし…   (T_T)
 
 
 
山頂でしばし下界の煩わしいことを忘れて無の時間を楽しむ。
12時11分 下山開始。 この時間になるとさすがにガスが出てくる。
スタートをもう1時間早くすればよかった。
 
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まだまだ登ってくる方がいらっしゃる。
アダム君にはあの木の場所以降会わなかった。
赤兎山のほうへ縦走していったのだろうか。
 
 
 
下山中、十分に注意していたつもりだったが急勾配のところで足が滑って尻もちを。(^^ゞ
途中でご家族で登っていらしたお父さんと歓談。
この山の山頂手前の難所は荒島岳の難所「もちが壁と較べてどうかという話題に。
私なりにもちが壁は初めてでもそれなりに納得がいったが経ヶ岳は正直面食らった。
でも今この記事を書きながらとても面白かったなと思っている。
 
 
 
 
15時19分 登山口に帰還。
土の付いた手でハンドルを握るのは嫌だなと思っていたら青少年自然の家にトイレがあって手を洗えて助かった。
 
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〆は近くの六呂師高原温泉ピクニックガーデンにある温泉でゆったりと。
 
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周りでは小さいお子さん連れのご家族がバーベキューしている。
そんなリゾート地なのにお風呂場の客の平均年齢はかなり高い。
地元の方にファンが多いいい温泉なのだろう。
心まで温まった。
いい一日だった。
 
追記 : 今日は御嶽山噴火から1年とのこと。 合掌