本屋さんで偶然見つけた本です。
パラパラっとページをめくるとお部屋の中の素敵な写真がたくさん。
それはおすましのものではなく
普段の暮らしがそのままな感じで
ほっこりと温かい空気が画像から伝わってきます。
モノが無くスッキリ完璧に片付けられている写真ではないのに
ごちゃごちゃ感はありません。
そして本にはまえがきの後「持ち物は少なく」という第一章に続きます。
少なく・・・・ということの中には何でも整理してしまうというのではなく
同じような種類のものを幾つも持つより
好きなデザイン好きな色のものをたった一つずつでも・・・
著者のそんな気持ちが伝わってきます。
同じ用途のモノをいくつも持っているっていうこと・・ありますよね。
それを一つに減らすだけでずいぶん暮らしが変わると思います。
例えばハサミが数個あるとして
余分なハサミはそこにあっても何も言いませんし
日々見ているので気にはなりませんが
知らない間にそれがストレスとなっているかもしれません。
「片付かない・・・」と漠然と感じる素の素は
そのような小さなモノが積み重なって大きな存在として感じてしまうのではないでしょうか。
この本を読み写真を見ていると
暮らしの中で使うものすべてがひとつまたは使うだけの分量で良い・・・そう思ってしまいます。
それでもとても豊かに暮らせるんだなあと思ってしまわせる素敵な本です。
少ないモノの中でこそ色も生きてきます。
デザインもしかりです。
せっかく素敵なデザインのモノを買ってきても
たくさんのモノの中に置いてしまうと
その素敵さが失せてしまいます。
お気に入りの色の布を見つけても
たくさんの色に混ぜてしまったらその色は引きたちませんね。
モノは減らしたけれどそのあと何をどうしたらわからない・・そんな声を聞くこともあります。
モノを減らすこと=良いこと
そんなことはなく
それだけでは何も楽しくありません。
「暮らしを楽しむ」
楽しみ方は一人一人で違います。
楽しむために減らすのです☆
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