【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月13日 元気な会社 通販・自販機に活路見出す 2b30-4613  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月13日(木)

 つい最近、「トヨタ!お前までもか」と言ったばかりですが、今度は「日本郵便、お前もか」と言いたいですね。(質の違うことで失礼)
 10月1日から日本郵便が値上げをすると発表、定形封書が、25グラムまでの基本料金が、現行の84円から110円に引き上げられます。

 1994年以来と言いますから約30年ぶりとなります。

 次は、何の価格が上がるのでしょうか。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、えんぽうにあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 通販・自販機に活路見出す 2b30-4613
 新型コロナウイルス感染症の拡大を逆手に取り、通信販売や自動販売機といった新分野に進出して、業績を伸ばした企業が宮城県にある。後継者が不在だった1945年(昭和20年)創業の老舗パン粉メーカー、K商店から営業譲渡を受け、2014年に設立・営業を始めたK社(仙台市若林区)である。

 事業は3部門で構成。このうち「パン粉卸」部門は、顧客のニーズに合わせたオリジナル生パン粉100種類以上を製造し、宮城県内の飲食店や惣菜店へ自社配送する。「業務用食料品商社」部門は、食用油・調味料・粉・冷凍食品など大手メーカーの商品を飲食店や精肉店などへ自社配送している。さらに「地域商社」部門は、牛たん、かき、ふかひれといった宮城名産の地元食材を活用し、生産者や地元食品メーカーと連携して新商品を創り上げる事業だ。

 コロナ禍前の2020年1月期の売上構成比は、パン粉卸が約35%、商社が約45%、地域商社が約20%。ところが緊急事態宣言で取引先の飲食店が休業に追い込まれ、パン粉卸と商社の2部門は売り上げが大きく減少した。社長のEさんは大幅な減収となり、危機的な状況となったと振り返る。

 対策として、地域商社部門の拡大に注力。18年に開設した東京オフィスをベースに首都圏で営業を強化した結果、楽天市場など大手通販会社の商流を獲得することに成功した。全社売上高に占める構成比も急激に増えた。

 これに加え、仙台市の補助金を活用して自動販売機を試験的に購入。コロナ禍でも成立する「非対面型ビジネス」として、22年春から自販機事業を始めた。とんかつ、かきフライ、牛たんカツなど冷凍フライ商品を販売する自販機と、牛たん、かき、ふかひれ、鯨などを使った商品群を扱う自販機とそれぞれにネーミングしました。3カ月余で仙台市内に7台を設置し、東京都、横浜市、北海道旭川市でも各1台を稼働させ、現在も展開中です。
 この結果、コロナ禍前の売上高を超えるようになりました。

 自販機事業では、新たに東北電力と連携してSDGs(持続可能な開発目標)とフードロスをテーマとしたサステナブル自販機を企画・開発し展開を始めました。経済産業省の「事業再構築補助金」にも採択され、専任部署を設立して事業拡大に取り組む。一方の通販商品の需要は拡大しており、今後も新商品を積極的に提案し、地域商社部門で大幅な売上増を目指す。このほか、市場に出回らない未利用魚を活用した新商品開発や、オリジナル商品を受託生産するOEM(相手先ブランドによる生産)部門の新設も計画している。社長のEさんの夢は膨らむばかりである。

【コメント】

 多角化展開というのは失敗することが多いです。

 同社の場合には、コロナ不況でも3本柱の一本を重点化し、会社を維持する努力をしました。その結果、コロナ禍を乗り切ることができただけではなく、4本目の柱のアイディアを展開し始め、成長を続けています。

 アイディアとタイミングが狂うと、他社の多角化戦略失敗にみられるような結果に繋がりません。多角化展開は、スピードも非常に重要な要素ですので、スピードを上げすぎず、失速も念頭におき、企業体力の予測も鑑み、今後の展開をしてほしいと考えます。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 6月14日 ■ えんま祭・えんま市 ■ オリンピック大会旗制定記念日 ■ フラッグデー  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 一日一善、再思三省、人に優しく 613

「一日一善」

 一日にひとつは良いことをしましょうという運動です。

 ここで重要なことは、継続と積み重ねだと考えます。

「善」とは広辞苑第六版によりますと「道徳の理想」とあります。

 一日一善の本来の趣旨とは異なるかもしれませんが、道徳に固執しなくても良いと考えています。

 私は、「善」とはかならずしも辞書的な意味での善い行いというだけではなく、健康に良いとか、仕事にプラスになるとか、いわゆる建設的な意味での善行であれば「善」であると考えるようにしています。

 本来の意味の「一日一善」ですとなかなか継続できませんが、このように考えますと継続できます。

「本日は一日一善を励行できたか」と反省することで、生活にメリハリが出てくるように思えます。


「三省」

 三回反省するという意味ではなく、「三」とは「たくさん」という意味です。

 論語に「再思三省」とあります。

 何度も考え、何度も自分を振り返ると言う意味です。

 そこには、謙虚に自分を反省する行為が含まれているべきです。

 *

【経営コンサルタントの独り言】

 再思三省とは、内容的には異なりますが「重考高盛」という四字熟語を類似した言葉としてご紹介します。
 「重考」とは、思考を重ねる、ひとつのテーマにじっくりと取り組んで、時や場所を変えたりして繰り返し考えてみることです。
 「高盛」は、思考を重ねると高く盛り上げることができるということです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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