【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 6月5日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-01 夢を語れる経営者・管理職になろう 

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

6月5日(水)

 この時期、早朝ウォーキングの途中で体操をしていると蚊が寄ってくるのですが、今年は出足が遅いようで、あまりたくさんの柯に襲われないと感じています。

 もちろん、梅雨の末期になると、ワッと襲われることは解っているのですが・・・

*

 ある企業の経営者とおあいするアポイントの日で、事前に用意をしていた面談シートを再確認し始めました。

 キチンと作成したつもりだったのですが、今回の面談の趣旨を自分に再確認したら、強調すべきポイントのフォーカスが甘いことに気がつきました。

 俯瞰的に観ることの重要さを、いまさらながら体験し、誰にともなく、自分が恥ずかしく感じました。

 これでロジカル・シンキングのプロといえるか・・・

 手渡し予定の資料も再確認し、印刷し直して出発。

*

 「人材を育てる時代は終わった」という人がいます。

 人材は、出来上がった人を採用すれば、教育費用を削減できるというのです。

 世の中の風潮に乗っていてよろしいのでしょうか。

 

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第5部 【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

■5-1 戦略思考ができるようになろう

 グローバル経済環境下におきましては、大企業だけではなく、中堅・中小企業でも戦略的意思決定をしなければならない局面は発生します。
 その時に、戦略思考ができるようにするためには、平素からの経営管理がなければ机上の空論で終わってしまいます。
 戦略思考ができる経営者・管理職になるにはどうしたらよいのでしょうか。この大きな課題に取り組んで行きます。

【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 5-01 夢を語れる経営者・管理職になろう
 「あたりまえ経営のきょうか書」のこの章では、原点に戻って、改めて「経営理念構築・再構築」というテーマに取り組んでみましょう。
 「経営理念とは」と改めて問われますと、どのように答えたら良いのか迷いますね。
 経営理念の定義が明確になっていますと、何か判断に困ったり、新しいことを始めたりというときに、ヒントを授けてくれます。
 経営理念は、企業経営の原点ですので、企業経営の最上位概念と言われます。これは、上位概念整合性という考え方にも合致します。
 それでは、原点に戻って、経営理念とは何かを考えてみましょう。
 「優れた経営者」とは、「有能な管理職」と言われる人とは、コミュニケーションを良くとれる人が多いです。一方で、口が重いのにもかかわらず、社員や部下から慕われ、尊敬されている経営者・管理職も多数います。
 その人達に共通していることの一つが、「自分の夢を語る」ことを継続し、繰り返していることです。
 夢を語れるということは、換言しますと「経営の理想像」を描けているといえます。
 自社に即した経営の理想像を描くには、どうしたらよいのでしょうか。
 まず、人間的な魅力が必要です。ダンディーであったり、イケメンであったりする必要はありません。「人を大切にする」という気持ちを持ち、そこに全ての原点があると信じることです。その結果、企業関係者を大切にすることが経営活動の基本となります。
 「顧客第一主義」という言葉がありますが、これは「カスタマー・サティスファクション」、略して「CS」ということはよく知られています。
 顧客だけではなく、社員やその家族、仕入れ先や株主など、企業関係者を大切にする「ステークホルダーズ・サティスファクション」を優先する心構えが大切なのです。
 人間的な魅力は、自分自身に厳しいところからも生まれてきます。「人格高潔にして、コンプライアンス意識が高い」ですと、外から見ますと、かっこよく見えます。単に外見だけではなく、内面から滲み出るものを人は見逃さないのです。
 人間性だけではなく、経営スキルも必要です。スキルの中でも、ものの見方・考え方を磨くと良いでしょう。
 それには、「俯瞰細観」という四字熟語が、それを物語ってくれています。全体を、上空から鳥が見るように、俯瞰的に観ることです。しかし、上空から見ますと、個々のものが見えにくくなりがちです。細部まで見る、すなわち「細観」することも求められます。
 「木も観て、森も観る」というものの見方を身に付けましょう。
 見たものを、漠然と見るのではなく、論理思考的に見ませんと、見落としてしまったり、軽視してしまったりします。
 事実を正確に把握し、論理思考をした上で、細心にして、大胆な意思決定が、最適なタイミングでできる人がこれからは、ますます求められる時代になってきているといえます。
 「頭のよい人」と言われる人に多いのが、経営を頭で考えて、心で考えることができないことです。また、頭で考えすぎて、行動に移せない、すなわち「実行力」のない人では、適切な経営管理はできません。
 適切な経営管理活動には、リーダーシップが不可欠で、リーダーシップを発揮して社員・部下を引っ張れなければならないのです。
 それには、経営の基礎知識を持ち、業界や自社商品・サービスの強み・弱みを知っているということが前提です。
 これが希薄ですと、社員や部下から畏敬の念は起こりません。
 スポーツの世界だけではなく、経営の世界でも夢の実現のために一所懸命な姿は美しいですね。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 6月6日 ■ 建武の新政 ■ 補聴器の日 ■ 兄の日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ エベレストの標高はひとつではない?! 529
 エベレストを最初に登頂したのはニュージーランドのヒラリーで、70年近く前のことです。
「たった70年前?」という感覚の人もいらっしゃると思います。
 それほど厳しい山なのかもしれませんが、昨今は、登頂者が多くて、ごみだらけになってしまっていると冒険家の野口氏だったと思いますがおっしゃっていました。(もし、違っていましたらごめんなさい)
 エベレストはインド測量局 で長官を務めたジョージ・エベレストにちなんで命名された。
 科学技術の発展している昨今ですが、エベレストの標高に対する数値でも米中対立があるようです。
 エベレストがあるネパール政府も独自の標高を示しています。
 私が子供の頃は、エベレストは8,776mと教えられました。
 エベレストの標高については諸説あり、1954年にインド測量局が周辺12か所で測定し、その結果を平均して得られた8848 mという数値が長年一般に認められてきました。
 1999年、全米地理学協会はGPSによる測定値が8850 mだったと発表し、2020年、中国・ネパールは合同で北斗とGPSによる測定値が従来の測定値より僅かに高い8848.86 mであったと発表しています。
 厳密にいいますと、地殻変動などの影響によって標高は年々変動しているようです。
 ちなみに、エベレストの南麓に位置するネパールのサガルマータ国立公園はユネスコの世界遺産に登録されています。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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