【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 5月24日 江戸の旅人が持つ「振り分け荷物」には何が入っているのでしょうか?

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月24日(金)

 【カシャリ!ひとり旅】から戻って来ました。

 今回は、「京都 皇室を巡る」というテーマで、修学院離宮や桂離宮なども含めて回ってきました。

 何度訪れても素晴らしいところですね。

 暑い中を回るのが応えるようになってきましたが、当初予定をほぼ達成してきました。

 これから、写真整理が大変になります。

 来月は、「秋田の旅」を予定していますので、未整理の写真が溜まりすぎないように進めて行く所存です。

 

 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・

コーヒー

■ 江戸の旅人の「振り分け荷物」には何が入っているのでしょうか?

 いつの時代でも、「旅行」は楽しみのひとつです。コロナ蔓延などの影響を一時的に受けることはありますが、京都を始め、観光地には、修学旅行生、海外からのお客様などを含め、人が多いですね。いかに旅行が庶民の楽しみとして定着しているかということでしょうか。

 江戸時代には、「入鉄砲に、出女」などと制限が多く、庶民が旅をすることは禁じられていました。ところが、「弥次さんと喜多さん」で知られる、十返舎一九の書いた「東海道中膝栗毛」にもみられますし、旅の浮世絵を見る限りでは、庶民が旅をしていることがわかります。

 各藩の法律には、抜け道があったようです。

 天皇家が祀つられる伊勢神宮には、皇族だけではなく多くのお偉方がお詣りをします。庶民だけを閉め出すのは、江戸時代でも憚られていたのでしょう。表向きは、「お伊勢参り」など、寺社参拝の名目で、本当のところは観光目的の旅だったようです。湯治は病や怪我を癒すための治療行為の移動も認められていました。

 ガイドブックすらもあったといいますから、庶民がいかに旅を楽しんでいたのかがわかります。

 江戸時代の旅といいますと「振り分け荷物(ふりわけにもつ)」姿を思い浮かべる人が多いでしょう。江戸時代の旅人は、荷物をあまり持ちませんでしたので、今日のようにガラガラと旅行ケースを引っ張ることはありませんでした。

 振り分け荷物というのは、いわば、江戸時代の旅行用の小型鞄といったところでしょうか。竹篭とか蔓や菅、柳で編んだ小さな行李(入れ物)を2つ、真田紐や手ぬぐいで結んだことから「振り分け」といったのでしょう。

 肩に前後に分けて用いましたので、バランスもとれて、歩きやすかったのかも知れません。しかし、中に何を入れたのか、気になりませんか?

 文政3年(1820)に刊行された「諸国行程大日本道中指南車」によりますと、旅先に所持品として持って行くべき者のリストをみられます。

 衣類、股引、脚絆(きゃはん、足の保護目的に、すねにまとった紺木綿の布)、足袋、手甲、下帯(ふんどし)、矢立、手拭、糸と針、扇子、常備薬、鼻紙、道中記、財布、巾着(小銭入れ)、指刀、提灯、蝋燭、合羽、火打石、笠、麻綱(洗濯物をかけるため)など(https://traveltabi.com/edo-travel/ )

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 5月25日 ■ 広辞苑記念日 ■ 主婦休みの日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 日本で最初のゴルフ場は? 524
 5月24日は「ゴルフ場記念日」、5月28日は「ゴルフ記念日」とゴルフの記念日が続いています。
 アメリカにいたときには、毎週末ゴルフをしていました。
 週末だけではなく、夏時間の間は、8時過ぎまで明るいのですので、終業後、ゴルフをすることもありました。
 車で15分くらいのところに、ハーフラウンドができるミッドコースがありました。
「ミッドコース」という言葉があるのかどうか知りませんが、9ホールで、ロングホールがありません。
 結構難しいバンカーがあり、コースを廻ると言うよりも、バンカーの練習をしたり、アプローチの練習をしたりと、このコースを利用する人は様々です。
 キャディーさんも電動カートもありません。
 それにしても住宅街にゴルフコースがあるなんて、うらやましいですね。

 ところで、日本最初のゴルフコースは?
 世界で最も人気の高いコースはどこ?

 検索結果では、日本で最初にできたゴルフコースは、兵庫県の六甲山にある神戸ゴルフ倶楽部だそうです。

 このゴルフ場は、1903年(明治36年)に開場しています。

 世界的に有名なゴルフコースといいますと、例えば、オーガスタ・ナショナル、ペブルビーチ・ゴルフ・リンクス、シャンキン・ベイ・ゴルフクラブ、ザ・ヴィンテージ・クラブ、セント・アンドリュースのオールドコース、パインバレー・ゴルフクラブ、そして サイプレスポイントクラブ などが挙げられます。

 その中で、最も人気が高いところといっても、人により、調査時期により異なると思います。

 ペブルビーチは、ラウンドしたことはありませんが、ギャラリーとして廻ったことがあり、素敵なコースといえます。

 南関東在住の方の多くは一度は訪れたことのあると思われます神奈川県鎌倉市は、歴史の街です。
 鎌倉には、いくつものハイキングコースが在ります。
 半世紀以上前になりますが、高校の同窓会でハイキングに行ったことが最初です。
 ハイキングといいながら、団地が見えたり、人間くささが処々にあったりしたことを記憶しています。
 鎌倉五山の特別ランキングにあります建長寺大権現大祭をブログで紹介しました。
 建長寺の境内を通り抜け、山道を登ると半僧坊があります。
 この時期、新緑が綺麗ですし、半僧坊から駿河湾を望むこともできます。

 秋の紅葉、大銀杏の黄葉もまた格別です。
 一度は訪れてみる価値があると思います。

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。

 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

 

【これまでのあらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 
【過去のタイトル】
 1.人選
 2. 思いは叶うか
 3.アメリカ初体験
 4.迷いの始まり
  <最新版> 13 ビジネスでの落ち込みに効く特効薬

  毎週金曜日正午頃発信

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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