【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 2月1日 元気な会社 AIロボットで倉庫内の歩行距離を半減 2629-4201

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 某社員研修企業から依頼されているクリティカル・シンキングe-Learning教材用のパワーポイント骨子ができ、次のステップに取りかかろうとしました。

 ところが、どうかんがえても同社のロジカル・シンキングのレベルに比べると、いきなり高くなりすぎの感を強く感じ、全体の見直しを決心しました。

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 

 竹根の部下が紹介してくれたのが、遠方なので、ネットでインタビューと社内見学をさせていただきました。

 

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 AIロボットで倉庫内の歩行距離を半減 2629-4201

 指示された商品棚に行くと、ロボットが止まっており、「この商品を僕のコンテナに入れて下さい」と提案した。その通りに商品をつかんでロボットに載せると、「次はここに向かって下さい。僕の友達が来ますから」と言って、ロボットは走り去る。次の場所まで歩くと、別のロボットが待っており、同じことを繰り返した―。何やら近未来の風景のようだが、すでに複数の大手物流会社や中小規模の倉庫内で実現している光景である。

 「物流現場で一番無駄な作業は歩くこと」。こう力説するのは、このピッキングアシストロボット「L社PA-AMR」を開発したL社(東京都江東区)のG代表取締役CEOだ。出身はスリランカで、日本の文部科学省の奨学金を得て、福岡県の久留米高等工業専門学校から東京工業大学で学んだ。修士課程を修了後、スイス・チューリッヒ工科大学で博士号を取得し、2014年に日本で同社を創設した。

 倉庫でのピッキング作業は、1つのオーダーでこの棚の商品を1個、次は向こうの棚の商品を1個、次はあっちの棚の商品を1個という具合に、作業スタッフがずっとカートを押しながら商品を入れていくのが一般的だ。このためその歩行距離は、1人1日当たり10キロメートルにも達する。「結構年配の方も多いし、コンクリートの床は寒い。改善すべきだと思った」とGさんは振り返る。

 この課題に対して、「商品を運ぶのはカート付きロボットが担い、ピッキングは人が担う。このように作業を完全に分ければ、無駄な歩行を大幅に削減できるのではないか」と考えた。同社の開発した群制御AI(人工知能)に指示され、複数のロボットが最適なルートを選んで商品を搬送し、できるだけ人が歩く距離を減らそうと提案してくれる。

 これにより、作業スタッフはロボットの提案に従ってピッキング業務に専念でき、カートを運ぶ手間や棚を探す手間から解放される。生産性向上と労働環境の改善を同時に実現し、実際に作業スタッフの歩く距離が半減した事例もある。「作業スタッフ1人に対してロボットを2~3台配置すれば、生産性は2倍に高まる」と強調する。このような優れた点が評価され、「中小企業優秀新技術・新製品賞」(中小企業庁、中小機構後援)の優秀賞を受賞した。

 Gさんが最終的に目指しているのは、パソコンのウィンドウズや携帯端末のアンドロイドのように、ハードウエアに依存せず、さまざまなロボットをつなぐことができるロボティクスプラットフォームをつくることだ。とはいえ「従業員100数十人規模のスタートアップ企業がいきなり、ロボットの共通基盤を確立すると意気込んでも、すぐには難しい」。まずはピッキングアシストロボットで物流分野の新市場を開拓する構えで、今年は1000台の出荷を目標としている。

 

【 コメント 】

 「困っていることから開放する」という、商品開発・改良の原則を忠実に守っていることが、L社の成功要因と考えます。

 一方で、100人を超える従業員を抱えていくことは大変なことです。

 今後、ライバルの出現に以下に対抗していくかが課題の一つです。

 とりわけ、AIという技術変化の大きな分野ですので、それを活かしたライバルが出る前に、常に最新のAI技術を吸収する努力は不可欠です。

 自社自身の足腰を鍛えるためにも、営業・マーケティングを軽視してはならないでしょう。
 

   出典: e-中小企業ネットマガジン

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
  
■【今日は何の日】 2月2日 夫婦の日 情報セキュリティの日

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 臭う、匂う、香る、薫る?? ニオイの日に思う 201

 

 2月1日は「ニオイの日」の日でした。

「臭いの日」としないで、「ニオイの日」としたことに素晴らしさを感じます。

 もし、その意味がお解りの方は、すばらしい日本語の語感をお持ちだと思います。


「悪臭」「変な臭い」「臭い」「臭い飯を食う」「面倒臭い」という表現から、「臭」という字は、あまりよいイメージを感じません。

 広辞苑第六版を見ますと、トップに「いやなにおい」が表記されています。

 そのほかの意味も芳しくありません。


 おなじ「におい」でも「匂い」となると、広辞苑でも好感度のある意味が表記されています。

  そのものから ただよってきて、鼻に感じられるもの。
  それらしい感じ。おもむき。「下町の━がする」
  〔雅〕美しい色つや。「━めでたき桜花(サクラバナ)」


 うなぎ屋さんの前を通るとき漂ってくる薫りはなんとも言えませんね。

 これも「良い臭い」と書かず「良い匂い」と書くべきでしょう。


 日本語に詳しい私ではありませんが、最近の日本人は、語感が低下していると思います。
「生足」
 私は生首を連想してしまいますので・・・

「生き様」
「ざまーみろ」という言葉がありますが「様を見ろ」から来ていますが、この場合の「様」は決して良いニュアンスではありません。

「生き方」と表現するだけで、私のように違和感を感じる人が少なくなると思います。


 私が、このような話をしますと、大半の方が、「なぜ、あんたはそんなことにこだわるの?」と疑問を持たれます。

 これも感覚のずれなのでしょうね。

 

【独り言】 日本語力の低下

 TVを見ていても、講演会などを聴いていても、日本語のイントネーションがおかしいのが気になります。
 イントネーションとともに気になるのが語彙不足といいますか、言葉が本来持つ語感に対する意識・知識の低下です。

 先日TVを視ていましたら、「梅のニオイが気になる時期になりました」とアナウンサーが言っていました。
 梅は「匂う」ことはありますが「臭う」のではないのです。

 アナウンサーといえば、言葉のプロです。
 そのプロが、語感を持っていないのではプロといえませんね。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 本日のブログは、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db