【経営コンサルタントの独り言】 「菜っ葉」とは その語源と命名の経緯は? 728

 

 

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■ 「菜っ葉」とは その語源と命名の経緯は? 728



 7月28日は、「菜っ葉の日」でした。

 因みに、「菜っ葉」という言葉は、大和言葉では「菜(な)」といいます。

「菜の葉」がなまって「菜っ葉」となり、葉を食する植物であるので、主体が葉であることから、「菜」のことを、いつしか「菜っ葉」というようになりました。

 今日では、国語辞典でも「菜っ葉」も見出し語として掲載されています。


 近年、葉菜類の種類が増え、その種で呼ぶことが多く、「なっぱ」という言葉をあまり聞かなくなりました。

 ましてや、「なっぱ服」となると、死語といえるほど、聞きません。

「なっぱ服」とは、私が子供の頃よく見かけた工場で働いている人が着ていた薄い青い色の「つなぎ」のことなのです。

 遠目には今日のジーンズのように見えますが、素材が木綿だったと思います。


 しかし、なっぱは緑色なのになぜ、薄青色のつなぎのことをこのように呼ぶのかよくわかりません。

 調べていくうちに「菜っ葉服とは、”黄土色”の作業服である」という記述を見つけました。

 菜っ葉服は、着ているうちに、汚れて、しわが寄ってくるうちに、菜っ葉のように見えることから命名されたといいます。

 もともとは、黄土色だったのが、私の子供の頃には染料の関係か何かで、薄青色を使うようになってきたのでしょうか。


 因みに岩波国語辞典第七版では「青い色の、作業服。つなぎ(服)」と「青色」と明記されています。

 日本人は、古来より「青」「赤」「白」が、代表的な色としてきました。

 なっぱの緑色は「青色系」ということで、菜っ葉の色を「青色系→青」とみなして、当時染料として入手しやすい薄青色を菜っ葉服の色としたのではないかと、私は結論づけました。


 私は、東京の西部に住んでいましたが、子供の頃、五日市線という当時の国鉄では、まだD51が走っていました。

 拝島駅(当時の五日市線の起点)で出発準備をしている菜っ葉服を着たおじさん(おにいさんだったのかもしれません)が、石炭を釜にくべているのに見入ったことを思い出します。

 

(ドアノブ)

 

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