◆【経営コンサルタントの独り言】9月19日(月) カシャリ!一人旅 京都 京都五山第二位 相国寺

 当ブログで、十数回にわたりまして、鎌倉五山を紹介してきました。

 五山の制度は鎌倉時代末期に北条氏が中国・南宋の五山の制度を取り入れ、鎌倉の禅宗(臨済宗)の官寺としての寺格制度を選んだことに始まります。

 これに習い、京都五山が定められました。

  第一位 天龍寺
  第二位 相国寺
  第三位 建仁寺
  第四位 東福寺
  第五位 万寿寺

 あれ?
 金閣寺や銀閣寺が入っていないではないですか?

 金閣寺、すなわち鹿苑寺は、臨済宗相国寺派の寺の一つですので、格が一段低いことになります。慈照寺である銀閣寺も同じ格となっています。

 五山制度は、禅宗(臨済宗)の寺院が対象なのに、上記のリストから南禅寺が漏れています。
 しかし、ご安心下さい。南禅寺は、「別格」扱いで、五山の上位に位づけられています。

 私は、京都の禅寺の格付として紹介していますが、それは正しい見方とは言いがたいのです。
 なぜなら、その時の政権が定めましたので、政略的な判断による格付けなのです。
 足利義満は、相国寺を第一位、天龍寺を第二位とする順位変更が行われたことがあります。
 同様に大徳寺や妙心寺は格下げされてしまいました。

 格付けといいましても、判断基準が明確ではありませんので、順位はともかく代表的な禅寺であるという目安としてみてはいかがでしょうか。
 たくさんあるお寺さんの中から参拝先を決めるときの参考程度に、私は考えています。

 昨日は、五山第二位の相国寺を紹介しました。

 京都御所を通り抜け、同志社大学のキャンパスの間の道を進みますと正面に相国寺の正門が見えます。

 さすが、京都五山第二位だけあるお寺さんで、七堂伽藍配置、天井の龍等々、見逃せませんね。

 相国寺の塔頭を含めてサイト掲載もしています。

 昨日のブログは、その入口ですので、サイトも併せてご覧下さると幸いです。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/2297e64481aad13efd6a8a5385471e64