不満は願いの裏返し | 人と組織がうまくいくブログ

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燃える集団を作る専門家 川添香です。

 

個人のコーチングでも、組織・チームに対するコーチングでも、現状に対する不満を出し切ってもらうことがあります。

不満は、もともとは、なにかに対しての希望や期待だったもの。

何度も裏切られるうちに、不満へと変化します。

 

不満には、怒りやあきらめなど感情がまとわりついています。

出し切ってもらうことで、過剰な感情が落ちつき、もともとの願いに気づくことができるようになるからです。

 

ところが、クライアントである個人やシステムは、不満を出すということに躊躇するケースも多く見られます。

 

グチになるので言いたくない、怒りを出すと相手を攻撃してしまうようで嫌だという理由からです。

 

こういう時には、コーチングを進めていく上での約束が非常に大事になってきます。

コーチには守秘義務があること、愚痴や攻撃となっても、コーチはクライアントに対して評価判断を下さないことは、

コーチングの約束の基本です。

 

逆に、感情が堰を切ったように止まらなくなるケースもあります。

夫婦など、どちらかがどちらかに不満をため込んでいる場合など多く見られます。

 

感情を扱う場合、コーチのあり方が非常に重要です。

激しい感情に圧倒されてしまったり、恐ろしく感じてしまったりということがコーチにも起こるからです。

 

感情は感情に過ぎず、ただありのままに受け止め、認知する。

そういったあり方の中で、クライアントは安心して感情を吐き出すことができるのです。

 

不満でいっぱいになってる頭や心には、解決策を考えるゆとりはなくなっています。

 

日々の仕事の中での不満はたくさん発生しますよね。

不満を吐露できる安心な存在を見つけておくのは大事なことです。

 

ただし、不満は願いの変形だと知っておいてください。

改めて、自分にはこんな願いがあったと、もう一度希望に変えていく勇気を持つことも大事なことです。

 

不満を単なるグチで終わらせないコツは意外に簡単です。

 

 

あなたも今日は不満を1つ希望に変えてみませんか?