自称経大1のF1ドライバー角田裕毅選手のファン。
大阪経済大学2回生の渡辺桜大です。
今年の角田選手は一味違いますね。痺れるレースばかりで毎週の楽しみになってます。
 
長くはなりますが読んでいただけると嬉しいです。
 
「関西学生リーグでスタメン定着して自分の価値を証明する」
これが昨シーズン終わりに掲げた今シーズンの僕の目標です。ということは理想の自分は学生リーグのピッチで躍動しているでしょう。しかし現実の自分は学生リーグのスタメンは愚かメンバー入りも開幕戦のみ。それどころか現在はトップチームにすら絡めない日々が続いています。
 
今シーズンの目標を達成するにはオフシーズンに誰よりも努力をした上でシーズンインから他の選手との違いを見せ、公式戦の始まる3月には監督やチームメイトから信頼を勝ち取れていないと達成できないと自負していました。
だからこそ昨シーズンの終盤からオフ期間にかけて、当たり負けしない身体づくりを行い、今までで一番充実したオフ期間を過ごせました。実際にシーズンが始まってからも手応えはあり、練習試合ではスタメンとして出場でき、自信になりました。
しかし、その後の練習試合ではマッチアップした自分よりも身長が小さい選手にほぼ全てのボールを収められ完敗しました。
悔しいと同時に強化してきたつもりだった対人の部分で完敗したことで自分のプレーに疑問を抱くようになりました。そんな迷いのある中でプレーしても上手くいくはずがありません。試合を重ねるごとに序列は下がっていきました。
迎えた天皇杯予選。僕と同じCBの選手が体調不良でしたがポジションをスライドし他の選手が選ばれました。つまり目標達成する為に挙げた監督、チームメイトへの信頼を勝ち取ることができなかったという現実を突きつけられた瞬間でした。このことを機に自分の取り組みを振り返ってみると、様々なことに気づきました。
 
努力しているつもりになっているだけで本気で課題に向き合えていたのか。努力している自分に満足しているだけになっていたと思います。
また、自分の都合のいい様にプレーを振り返り、ミスに目を向けておらず、スタメンで出ていた時はライバルのプレーばかりに気を取られていました。他の選手と比べてばかりで自分にベクトルを向けていませんでした。自分を美化して、序列が下がることにびびっていたと思います。
 
この様な、到底スタメンを取ることなどできない自分の取り組みの甘さがわかりました。ただ、本気でトップチームのスタメンを狙ったからこそわかった自分の甘さだと思います。
 
トップチームに関われていない現在。周りの人や仲間はピンチや壁は自分を変えるチャンスだから頑張れと励ましてくれましたが実際はその様にポジティブに捉えることができませんでした。めちゃくちゃ悔しくて毎日どうしたらトップチームに絡めるのか試行錯誤しながら日々過ごしています。しかし、自分の取り組みの甘さに気づけた日以来、意識が変わりました。
 
それは「昨日の自分より少しでも成長する努力を毎日続ける」ということです。
 
ライバルにはライバルの良さがあり、自分には自分の良さがあると思います。ならば超えるべきは昨日の自分なのではないかと。
 
「今日の自分のライバルは昨日の自分」これを胸に刻んで本気で取り組んでいきます。
 
学生リーグでスタメン出場し、躍動できた時。プロサッカー選手になれた時。そしてプロサッカー選手として活躍できた時。現在のピンチや壁が自分を前に進めるためのチャンスだったと言える日が来るまで昨日の自分を少しでも超える努力を毎日継続します。
 
第一の目標である「プロサッカー選手になる」こと。そして今シーズンの目標である「関西学生リーグでスタメン定着して自分の価値を証明する」という目標はぶらさず、サッカーができるという当たり前の様で当たり前じゃない毎日に感謝をして、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
 
長い文章にはなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。