『スマホを落としただけなのに』 志駕 晃 | たまらなく孤独で、熱い街

『スマホを落としただけなのに』 志駕 晃

スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

スマホを落としただけなのに
著者:志駕 晃

解説:五十嵐 貴久

(宝島社文庫)

初版:2017年4月20日

Amazonで詳しく見る by G-Tools

読み終えてから五十嵐貴久の解説を読んだら、個人的には解説史上空前の持ち上げ方で笑ってしまった。

SFの伊藤計劃みたいにミステリも「志駕以前」「志駕以後」と線引きされるわけですか。

犯人は最後まで謎めいた存在にしたかったのだろうが、それが逆に薄っぺらい印象を持ってしまった。

感心したのはクラッキングとハッキングを区別していることくらいで、スマホ云々はそういうこともありそうで怖いから身に覚えのありそうな方は充分に取扱いに気を付けてくださいね。