『奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』 木犀 あこ | たまらなく孤独で、熱い街

『奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』 木犀 あこ

奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)

奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い
著者・後書:木犀 あこ

第24回日本ホラー小説大賞 選評

(角川ホラー文庫)

初版:2017年9月25日

Amazonで詳しく見る

by G-Tools

「幽霊のコンテクスト」

「逆さ霊の怪」

----------------------------------

第24回(2017年)日本ホラー大賞優秀賞受賞作。

そういえば、ホラー大賞と横溝正史賞がいっしょになるような事を聞いたような気がする。

霊が見える(が臆病な)ホラー作家と、怪奇小説雑誌の編集者のお話。

書けない作家が実はデビュー作では(売れなかったが)凄い作品を書いていたというくだりは他の本でも読んだような。

売れなくてもいいものを残したいというのは作家の思いなのだろうか。

お話は怖くないホラーといったところで、楽しく読めましたがラストは少々切ないような。