『死刑にいたる病』 櫛木 理宇 | たまらなく孤独で、熱い街

『死刑にいたる病』 櫛木 理宇

死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)

死刑にいたる病
著者:櫛木 理宇

解説:千街 晶之

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2017年10月25日

(2015年7月に早川書房より『チェインドッグ』にて刊行)

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大学生・筧井の良き理解者だった榛村は元パン屋の店主だが、連続殺人を犯し死刑囚となった。

そんな彼から一通の手紙が。

それは最後の一件だけは冤罪だからそれを証明して欲しいとのこと。

関わってしまった筧井が次第に榛村に取り込まれて行く様子が不可解だが気持ちが悪い。

マインドコントロールも一人なら分からないでもないが、個人の資質だけで大勢を「洗脳」することはできるのかね。