『路傍』 東山 彰良 | たまらなく孤独で、熱い街

『路傍』 東山 彰良

路傍 (集英社文庫)

路傍
著者:東山 彰良

解説:馳 星周

(集英社文庫)

初版:2010年5月25日

(2008年2月に集英社より刊行)

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「第二の人生」

「最高の一発」

「みな殺しの夜」

「天国いきのスローボート」

「死を口ずさむ」

「船橋スカイライン」

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著者の名前くらいは知ってましたが、『パルプ』(チャールズ・ブコウスキー)の解説を読んで、どんなものを書いているのかテキトーに選んで一冊読んでみました。

知識があってどことなく醒めているような主人公と、純粋すぎるようなツレとのチンピラ二人の物語。

目先のことしか考えていないようなデタラメぶりながら、著者が主人公の姿を借りて「お前にできるかな、でもお前には無理だろう」とうそぶいているような心持にさせる。

でも読後感はさわやかとまでは言わないが、悪くはない。