『最終戦争/空族館』 今日泊 亜蘭 | たまらなく孤独で、熱い街

『最終戦争/空族館』 今日泊 亜蘭

最終戦争/空族館 (ちくま文庫)

最終戦争/空族館
著者・後書:今日泊 亜蘭

解説:日下 三蔵、峯島 正行

(ちくま文庫)

初版:2016年10月10日

(1974年10月に早川書房より『最終戦争』にて刊行されたものの増補版)

Amazonで詳しく見る by G-Tools

PARTⅠ

「完璧な侵略」、「次に来るもの」、「博士の粉砕機」、「地球は赤かった」、「ケンの行った昏い国」

PARTⅡ

「無限延命長寿法」、「素晴らしい二十世紀」、「おゝ、大宇宙」、「スパイ戦線異状あり」、「恐竜はなぜ死んだか?」、「完全作家ピュウ太」、「最後に笑う者」、「秋夜長SF百物語」、「宇宙最大のやくざ者」、「オイ水をくれ」、「何もしない機械」、「古時機ものがたり」

PARTⅢ

「溟天の客」、「幻兵団」、「カシオペヤの女」、「最終戦争」

PARTⅣ

「天気予報」、「ミコちゃんのギュギュ」、「怪物」、「パンタ・レイ」

PARTⅤ

「ロボット・ロボ子の感傷」、「神よ、我が武器を守り給え」、「イワン・イワノビッチ・イワノフの奇蹟」、「坂をのぼれば・・・・」、「早かった帰りの船」、「三さ路をふりかえるな」、「黒いお化け」、「永遠の虹の国」、「光になった男」、「まるい流れ星」

PARTⅥ

「空族館」、「つぎに来るもの」、「ケンの行った暗い国」、「ロボットを粉砕せよ!」、「ああ大宇宙」

----------------------------------

ベタといえばベタですが、宇宙人やロボットがたくさん出てきて楽しい。

いささか古臭いのは仕方ないけど、この作者の文体というかテンポは読んでて気持ちいいですね。

『光の塔』は面白かったけど短編やショートショートはどうかな、と読む前は思ったけどアイデアをこれでもかと披露してくれてて満足できる短編集でした。