『少女禁区』 伴名 練 | たまらなく孤独で、熱い街

『少女禁区』 伴名 練

少女禁区 (角川ホラー文庫)

少女禁区
著者・後書:伴名 練

第17回日本ホラー小説大賞 選評

(角川ホラー文庫)

初版:2010年10月25日

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「chocolate blood,biscuit hearts.」

「少女禁区」

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表題作は第17回日本ホラー大賞短編賞受賞作。

バンアレン帯から取ったかのような筆名だが、SFのアンソロジーで結構読ませてもらってます。

一作目は、財閥の姉弟が絶対的権力者から逃げて、生活の糧を得るために私生活を切り売りするのだが・・・。

ラストが少し面白かったかな。

表題作は、魔術師並の呪術の遣い手である少女と、彼女にいいように扱われている男の子。

和風ホラーっぽくてこれも面白かった。

しかし、この2編やアンソロジーのいくつかを読んだけど、あとあとまで印象に残るようなのはなかったな。