『ブラック・リバー』 S・M・ハルス | たまらなく孤独で、熱い街

『ブラック・リバー』 S・M・ハルス

ブラック・リバー (創元推理文庫)

ブラック・リバー
著者:S・M・ハルス

訳者・後書:高山 祥子

(創元推理文庫)

初版:2016年9月9日

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2015年の作。

主人公の60歳元刑務官は「男は黙って〇〇〇〇ビール」みたいな昔気質の男。

かつて刑務所の暴動に巻き込まれた時に指を折られて、もうフィドルを弾くこともできないし日常生活にも支障をきたしている。

亡き妻との約束を果たすために18年ぶりにブラック・リバーへ戻るが、かつての「しがらみ」と折り合いをつけることができるのか・・・。

これが俺の生き方なのさと言われればそれまでだが、ストイックさに息が詰まりますな。