『カメリ』 北野 勇作 | たまらなく孤独で、熱い街

『カメリ』 北野 勇作

カメリ (河出文庫)

カメリ
著者・後書:北野 勇作

解説:森見 登美彦

(河出文庫)

初版:2016年6月20日

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「カメリ、リボンをもらう」

「カメリ、行列に並ぶ」

「カメリ、ハワイ旅行を当てる」

「カメリ、エスカルゴを作る」

「カメリ、テレビに出る」

「カメリ、子守りをする」

「カメリ、掘り出し物を探す」

「カメリ、メトロで迷う」

「カメリ、山があるから登る」

「カメリ、海辺でバカンス」

「カメリ、ツリーに飾られる」

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北野勇作は読み終えるたびに、もうこれで最後にしようと思うのだが、つい次の本に手がでてしまう。

相変わらずでいささか鼻についてきた北野ワールドなんだけど、なぜかクセになる。

レプリカメやヒトデナシたちがヒトに替って活動する世界は、まるで地球がヒトを懐かしんで見ているイビツな夢のよう。