『折り紙衛星の伝説-年刊日本SF傑作選』 大森望/日下三蔵・編
折り紙衛星の伝説 (年刊日本SF傑作選)
(創元SF文庫) 初版:2015年6月30日 |
「10万人のテリー」 長谷敏司
「猿が出る」 下永聖高
「雷鳴」 星野之宣
「折り紙衛星の伝説」 理山貞二
「スピアボーイ」 草上仁
「Φ(ファイ)」 円城塔
「再生」 堀晃
「ホーム列車」 田丸雅智
「薄ければ薄いほど」 宮内悠介
「教室」 矢部嵩
「一蓮托生(R・×・ラ×ァ×ィ)」 伴名練
「緊急自爆装置」 三崎亜記
「加奈の失踪」 諸星大二郎
「「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ~その政策的応用」 遠藤慎一(藤崎慎吾)
「わたしを数える」 高島雄哉
「イージー・エスケープ」 オキシタケヒコ
「環刑錮」 酉島伝法
「神々の歩法」 宮澤伊織
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2014年の国産SF短編の芳醇な果実(の一部)なのだが、唸らせるようなものはなく、「まあまあ」程度が揃った印象。
読書に疲れてきたのだろうか。
宮澤伊織と草上仁は今後に期待を持たせるが、田丸雅智と酉島伝法は「またか」という気がするし、「緊急自爆装置」は誰が飛び散った死体や部屋を片付けるんだよ。