『愛は血を流して横たわる』 エドマンド・クリスピン
愛は血を流して横たわる
訳者・後書:滝口 達也 解説:宮脇 孝雄 (創元推理文庫) 初版:2010年12月24日 (1995年4月に国書刊行会より刊行) |
1948年の作。
いささか邦題で損をしている気もするが、クリスピンのつけたタイトルをそれらしい日本語に訳すのは『お楽しみの埋葬』もそうだが、難しいようだ。
フェン教授が来賓として訪れた高校では、塩酸の盗難、女生徒の失踪、そしてついに教師二人が殺害される事件に発展する・・・。
トリックは単純だがコメディ精神にあふれ、フェン教授の大ピンチもあって飽きさせない。
老犬メリソートの活躍も見逃せませんね。