『ヴィクトリア朝空想科学小説』 風間 賢二・編
ヴィクトリア朝空想科学小説
解説:高山 宏 (ちくま文庫) 初版:1994年10月24日 |
「エイロスとチャーミオンの会話」(1838) エドガー・アラン・ポオ (訳:八木敏雄)
「痣(あざ)」(1846) ナサニエル・ホーソ-ン (訳:大橋健三郎)
「いかにして重力を克服したか」(1864) フィッツ=ジェイムズ・オブライエン (訳:大瀧啓裕)
「体外遊離実験」(1885) アーサー・コナン・ドイル (訳:風間賢二)
「来たるべき能力」(1888) エドワード・ベラミイ (訳:荒俣宏)
「三番目の霊薬」(?) イーディス・ネズビット (訳:風間賢二)
「ロンドン市の運命の日」(1892) ロバート・バー (訳:安野玲)
「自動チェス人形」(1893) アンブローズ・ビアス (訳:奥田俊介)
「テムズ・ヴァレイの大災害」(1897) グラント・アレン (訳:田中誠)
「電気を買い占める」(1898) ジョージ・グリフィス (訳:風間賢二)
「トカゲ」(1898) C・J・カットクリフ=ハイン (訳:田中誠)
「無線」(1902) ラドヤード・キプリング (訳:新井磯乃)
「椅子で暮らした男」(1916) ジャック・ロンドン (訳:風間賢二)
「未来新聞」(1932) H・G・ウェルズ (訳:安野玲)
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てっきりヴィクトリア朝時代を舞台にしたアンソロジーかと思ってたら、その当時の作家のアンソロジーでした。
古さは否めないけどなかなかのセレクトで、よくぞ探してくれたと感謝感激です。
宇宙へ行く話もあればもっと良かったけど、まさにSFというよりも空想科学小説がピッタリ。