米朝の共同企画、ミサイル発射劇 | つれづれ草

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私をはじめ、みんなが心の片隅で思っていても口には出せないような事を取り上げて書いてみたいと考えています。

私は、今週の5日に発射された北朝鮮のミサイル発射は、アメリカと北朝鮮の共同企画だったと思う。日本と中国と朝鮮は人種的に非常に近い。日本人は土着の縄文人、中国大陸から来た弥生人、そして朝鮮半島から来た人たちの混合で、日本人でも中国系、朝鮮系の人は非常に多い。だから、もともとは同一の文化を持っていて仲良くしようとすれば簡単なのである。日本は「北朝鮮が悪い」と言っているが、正確には金日成の独裁政権が悪いのであって、この政権さえ倒れると、日本と韓国は北朝鮮に対する経済的、その他の援助を惜しまないだろう。しかしアメリカは、日本と中国、それに朝鮮が仲良くすれば喜ばない。もし三ヵ国が強固な関係を持てば、軍事的、経済的にアメリカをしのぐ存在になるからである。そうなればアメリカ軍が日本国内、韓国に米軍を駐留させる意味がなくなるので、アメリカにとって、日中韓の三ヵ国は兄弟喧嘩くらいの軽い争いがあったほうが都合がいいのである。


アメリカは明らかに、今回のミサイル発射の詳細を事前に知らされている。そして日本国内を通るルートとして、秋田と岩手を結ぶ線を指定したはずである。この地域は人口が多くなく、そして重要なことは米軍基地が無いからである。これが青森を通るルートだと、アメリカは絶対に許可しない。なぜならば青森には三沢にアメリカ空軍基地があり、もしこのルートを北朝鮮のミサイルが無事?に通過すれば、いくら「日米同盟は大切だ。もしアメリカが他国で戦争をするときは、自衛隊も派遣して協力すべきである。」と主張するノーテンキな親米の有識者も、アメリカは日本を守る意思など、さらさら無いことに気が付くからである。


わが国の防衛について、小沢民主党代表の国連中心主義がある。国連の常任理事国は北朝鮮の日本向けテポドン発射に冷淡である。だからと言ってアメリカに頼るべきだという議論にもならない。今回のテポドン発射では、麻生首相は自衛隊だけに厳重に警戒するように指示を出し、アメリカ政府にはあまり働きかけなかったと思う。麻生首相も重々、分かっているのである。日本の防衛は自衛隊でするということを。与党、野党を問わず政治家は、いつまでも日本に居座る「招かれざる客」の在日の米軍が本国に帰ってもらうように努力してほしい。