もうすぐクリスマス♪ | つれづれ草

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私をはじめ、みんなが心の片隅で思っていても口には出せないような事を取り上げて書いてみたいと考えています。

タイトルに「もうすぐクリスマス♪」とつけたが、私は別に楽しみにしているわけでない。クリスマス(=キリスト教)が過ぎると、一週間もたたないうちに大晦日になり、紅白歌合戦が終わるやいなや由緒ある寺(=仏教)の除夜の鐘を聞き、そして年が明けると神社(=神道)に初詣である。一週間のうちに三つの宗教が日本人に生活に溶け込んでいる。日本人はよく無宗教といわれるが、神さまも仏さまもキリストもゴチャまぜになって、仲がよいかどうか知らないが、とにかく喧嘩はしないようである。これが阪神タイガ-スファンならば、神様、仏さま、バース様なんて言っていた(この意味が分かる人は、私と同様に年配の方。女性で知っている方は年がわかります)のだから宗教心なんて無いに等しい。しかし、このことが悪いかというと、むしろ好都合だろう。異なる宗教間の対立がないので争いごとが無くなるである。


イラクでは相変わらずに自爆テロが頻発しているが、自爆テロを起こす人は宗教心に厚い人が多いようである。アメリカのブッシュ大統領は敬虔なクリスチャンで、家庭では良き夫、良き父だそうだが、まったく絵に描いたような模範的な人物というのは、かえって怖い。どうもこういった人は善悪の区別をはっきりとしすぎるので、自分の考えというか価値観に合わない人を「悪」と決め付けてしまうのではないか。これが世界で最強の軍事力を持つ国家の大統領だから、国家のレベルで「アメリカの価値感に合わない、もしくは対立する国はすべて悪」と決め付けてしまうので厄介である。これが前大統領のクリントンであれば、あの少し人懐っこい笑顔でも分かるように軍事力の行使には慎重である。十年ちょっとくらい前に、アメリカのフロリダ半島に近い、ドミニカの隣の国のハイチは独裁政権だったが、その政権の打倒にクリントンはアメリカ空軍に出撃命令を下した。といっても空軍に「ハイチの上空を飛行してくるように」と大統領命令を発しただけで、「爆撃せよ」とは言わなかったが、ハイチの独裁政権はクリントンのアメリカ空軍出撃命令を聞いただけで国外に逃亡した。クリントンにすれば気の利いたジョークていどだっただろう。「ブッシュがミサイルをブッ放した」といえば、イラクに対してかイランに対しては、それともアフガニスタンに対してか?ということになるだろうが、「クリントンがミサイルをブッ放した」というと、イラクに対してかイランに対してか、それともホワイトハウスの女性研修員の口の中にか?ということになるだろうから平和なものである。しかし考えてみれば、人を殺傷する爆弾をつめたミサイルを大統領の判断で他国に発射命令を下すということは、あってはならないことである。前首相の小泉さんは、アメリカのイラク戦争を全面的に支持し、サマーワに自衛隊を派遣したが本心では断固反対だっただろう。、ブッシュの生真面目すぎる性格を見抜いて、従順でなければ日本の国益を著しく損なうという判断があったのは間違いない。もし少しでも反抗的、あるいは反アメリカ的な態度をとれば、どんな報復的な措置を取られるか分からなかったのである。


本題に戻って、クリスマスを楽しみにしているのは子供と女性だろう。おいしいクリスマスケーキとご馳走を食べるのを今から心待ちにしているのではないか。楽しみにしているといえば、私の行きつけのキャバクラ嬢も私が来るのを楽しみにしているのは間違いない。というのは、私はバンコクによく行くが、その時に買った、かなり豪華なネックレスとピアスとブレスレットのセットがあり、どうもアルコールで気が大きくなったときに「クリスマスにはそのセットをハート型の宝石箱に入れてプレゼントする」と言ってしまったようである。女性は、この種の約束はよく覚えていて絶対に忘れないのは経験済み。