当ブログにお越し頂きありがとうございます
今回は2017年にハハラボラトリー開催の研修を受けた際に学んだ内容について綴ります
※ハハラボラトリーとは⬇️
原始反射の残存①
そもそも原始反射とは生存に必要な不随意運動
胎生期から出現するが消失すべき反射
対して脊髄反射は生命を守るために必要な反射
→熱い時咄嗟に手を離す、画鋲を踏んですぐに足を上げる等
発達障がいがある場合何らかの原因により
原始反射が残存している場合があり
これによって困り感が出てしまう事があるという
何かしらの困り感がある/困っているように見える/疲れやすい疲れが大きすぎる等
ヤル気がないと思われ叱られて
2次的障害が増える
これよくありますよね
モロー反射の残存による影響
両手と両足を左右対称に外側に伸ばし、それからゆっくりと両手を前で交差するように抱え込む運動
大きな音や落ちそうになった時に近くにあるものにつかまる事で落下の危険を回避するために有用だと考えられている
通常は生後3〜4ヶ月で消失するがこれが残存していると…
前庭機能:乗り物酔い・体のバランスの乱れ・球技が苦手
感覚過敏・痛みに過剰反動・感情の起伏が大きい(怒り⤴️)・睡眠不足
眼球運動:視野に入ってくる全ての情報が気になってしまう=不必要な情報を無視できなくなってしまう
形や輪郭に意識が引き寄せられ
細かい内容までは注意がいかない
ちょこっと見るなどは出来ても
しっかりと一点を見ることが出来ない
肩甲骨上肢帯と股関節下肢帯の動きが分離
していない
=バスケやバレーなどの股・膝関節の動きと手首・肘・肩関節の分離運動が苦手でボールが怖い➡️目をつぶる
※ボールが飛んできて大きな声で呼ばれたり
すると手を開いてしまいキャッチ出来ない
スキーの直滑降は好きだがボーゲンは苦手
短距離は得意だがコーナリングは苦手
大きな音や過度な視覚情報で身体が開いて
しまうため危険
じっと座って字を書くというのも結構大変な事
モロー反射(伸展反射)が多いとものすごく
エネルギーを消費する
のだそうです
自閉症スペクトラムは脳のタイプが違うという
説明はよく聞く
何らかの原因が何なのかは分からないけど
こんなにいらん反射が残っていたら
そりゃ大変だし疲れるよね…
この話を聞いて特性と言われるものの正体が
垣間見えたというかそういう事だったんだな…
と少しまた分かった気がした
ATNR反射とTLR反射についてはこちら⬇️
最後までお読み頂きありがとうございます
原始反射についてはリハトレーニングで抑制可能だが消失する事はない
トレーニングはやめて良いわけではなく減らしても持続した方が良い