事業承継を行うにあたっての事前準備(part2) | 大阪の経営コンサルタントが世の中の仕組みをぶった斬る!

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事業承継を行うにあたっての事前準備の二つ目として、「経営トップと後継者との間で事業承継を行うことに関する思いを一つにすること」が挙げられます。

事業承継は、計画的に取り組まないと良い結果は生まれません。
クリアーしなければならない問題がたくさんあり、かつ事業承継後の体制を認めてもらうために会社を取り巻くステークスホルダーたちからの理解を得ていかなければならないからです。

加えて、事業承継への取り組みを行っている間も、環境の変化に適合しながら、現経営者が経営の舵取りを行い、後継者が学んでいく必要があります。 

そんな中、現経営者と後継者との間で事業承継を行うことに関する思いが一つになっていなかったとしたら、どのようなことになるのでしょうか。
当然ですが、周囲に「会社は、この先大丈夫なのだろうか?」という不安を与えてしまいます。

最も深刻な問題は、後継者が自分はどうしたらよいのかを迷い続け、いつまでたっても次期経営者としての信念や自信を持つことができずにいることにより、現経営者が不安で身を引くに引けなくなるといった状況が生じてしまうことです。 

そのような状況を生まないためにも、今後の会社をどのように運営していくのかということについて現経営者と後継者との間で思いを一つにしたうえで、そのことに対する現経営者と後継者の役割を互いに認識し合い、
後継者が「いつごろまでに、どのような状態になっていなければならないのか」ということを明確にして、計画的にことを進めていく必要があります。


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