民進・共産主催の加計劇場は、大方の予想通り、水掛け論に終始しました。
一連の騒動を見ていて思ったのですが、仮に加計ありきだったとして、それのどこが問題なのでしょうか?
日本の畜産業界が口蹄疫や狂牛病、鳥インフルエンザなどによる経済的損失に見舞われる事態が続いており、それに対する専門的な知識を持った獣医師の空洞地域が存在し、加計学園が愛媛県と今治市とタッグを組んで十年以上も前から国に特区開設を働きかけており、現在の特区を推進する側がその事実を念頭におきながら岩盤規制をぶち破ろうとするのは、健全な姿だと思います。
獣医師の空洞地域が解消し、口蹄疫や狂牛病、鳥インフルエンザなどへの対応が進むことは、国益にもかなうことです。
また、安倍総理が加計学園側の動きをいつ知ったのかに係らず、戦略特区推進会議が打ち出した「獣医学部のない地域に一校だけ」という結論を安倍総理が無理やり仕立て上げたのではない限り安倍総理が便宜を図ったという結論は成立しませんが、そのような事実がなかったことは、推進会議メンバーの会見や国民向けに公開されている議事録で明らかなことです。
私の周囲には、加計劇場に興味を寄せている人は見当たりません。
私の人脈など知れているので、マスコミが内閣支持率を発表するにあたっての「クイズ100人に聞きました」状態と意味合いは変わりませんが、多くの国民が、「そんなことよりも、国民生活の向上と経済成長に関することをやってくれよ」と思っているのは間違いないことだと思います。
《面白い本を見つけました》
「戦国墓参り」というタイトルの本ですが、自分探しの旅に出た青年が五日間だけこの世によみがえった石田三成と出会い、彼からいろいろなことを教えられながら自分探しの答えを見つけるという、SFだけど人生とは何ぞやを考えさせられる物語です。