競馬で斤量オーバーするとどうなるか? | 種牡馬記録帳

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競馬では斤量と言って、騎手の体重や装具の重さを含めた負担重量というのがあります。

強い馬ほど重い斤量を設定される事が多いですが、逆に若手騎手・新人騎手・女性騎手なんかには斤量が減らして貰える恩恵もあります。

当然斤量が軽いほど有利なので、インチキが行われないようにレース後に「後検量」という重量測定が行われます。

ちなみにどれぐらい有利になるのか?については競馬 斤量(負担重量)の影響 【関係ない?】が参考になります。

この後検量がある分、レースの確定には時間がかかるので、競艇や競輪がレース終了後に即払戻金が発表されるのに対して、競馬は少々時間がかかります。

では、この検量の時に斤量オーバーしていた場合はどうなるか?0.5キロまでの超過は失格にはならず、馬の成績は公式に認められるのですが、騎手には30日の騎乗停止という重いペナルティが課されます。

とは言うものの、馬主としては自分の愛馬が規定より重い斤量で走らされて、18頭立ての17着とかになったと聞けば内心腹も立つでしょう。

  • 斤量不足は失格の対象になる(500g以内なら成績は有効)
  • 斤量超過はレースで不利だが成績は認められる
  • いずれの場合も騎手にはペナルティ

ちなみに日本で今まで最も軽い斤量で走ったのは47キロのカスタディーヴァ(2017/09/30 中山6R 10着・藤田菜七子騎乗)