パンダが振り返る重賞レース -7ページ目

パンダが振り返る重賞レース

JRA(中央競馬)の重賞レースを回顧します。ぶっちゃけ未来につながる予想用備忘録です。

30日、東京競馬場で行われたジャパンカップは4番人気のエピファネイアが勝利し、ジェンティルドンナの3連覇とはなりませんでした。ジェンティルドンナは4着です。

今年も勝つと思っていたので残念だったのですが、走り方よりはエピファネイアの直線での末脚に驚かされました。2位のジャスタウェイが4馬身差なのですから、その騎乗は見事としか言いようがありません。3連覇と行きませんでしたが、2013年のジャパンカップを振り返ります。

ジェンティルドンナは好スタート。各馬が出方をうかがう中、エイシンフラッシュが先頭に立って逃げていきます。その後にトーセンジョーダンが続きます。デニムアンドルビーは後方待機です。ジェンティルドンナは前に行きたがるのを抑えながら先行メンバーに追走しています。レース中盤の参考タイムはややスロペースです。直線前ではジェンティルドンナは4番手集団に。そこから直線コースへと向かいます。

先頭はエイシンフラッシュ。ところが残り200mを切る頃、後ろからジェンティルドンナが迫り、エイシンフラッシュを抜き去ります。また、デニムアンドルビーも外から激しい追い込みを仕掛けてきます。先頭はジェンティルドンナに代わり、ゴールまで残り僅か。ところが、ゴール直前でデニムアンドルビーがジェンティルドンナに並んでゴール。勝ったのはハナ差でジェンティルドンナでした。

 
2014年のエリザベス女王杯は昨年2着だったラキシスがヌーヴォレコルトを首差で抜き去って女王となりましたが、過去には女王になっても不運が続き引退となった名馬がいます。それがリンデンリリーです。彼女は名馬でありながらも不運な競走馬でした。

例えば、新馬戦を快勝し、次に出た紅梅賞では3馬身差の圧勝をしたにも関わらず、JRA史上初の1位入線降着。さらに骨折まで判明し、春のレースに出走することは出来ませんでした。そして、復帰後、ローズSに挑み1着となり、エリザベス女王杯に駒を進めます。では、レースを振り返ります。

ほぼ揃ったスタート。先手を取ったのはイソノルーブル、テンザンハゴロモ。この二頭がレースを引っ張ります。リンデンリリーは8番手の位置。レース中盤もほぼ順位の変動は見られず、イソノルーブルが先頭のまま、800の標識を過ぎ去ります。この辺りから後続馬が加速し始め、先頭との距離はほとんどありません。そして、直線に入る頃にはイソノルーブルは力尽き、後続馬へ抜かされていきました。リンデンリリーもイソノルーブルを抜き去り、ここから一気に抜け出します。

先頭はリンデンリリー。その速さに誰も追いつけず、残り100mで2馬身リード。そのままゴールして、見事に女王となりました。ところがレース後、鞍上の騎手が下馬、屈腱断裂で競走能力を消失し、引退となりました。

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1998年、日本ダービーを制覇したスペシャルウィークは武豊騎手をダービージョッキーにした最初の馬です。そして、スペシャルウィークはセイウンスカイ、キングヘイローと共に世代の三強と呼ばれていました。ですが、4歳になったスペシャルウィークは怒濤のGIダッシュを見せます。春・秋の天皇賞制覇・ジャパンカップ制覇で3タイトル獲得します。また、有馬記念・宝塚記念は2着でGI獲得になりませんでしたが、その活躍は目覚ましいものがありました。そこで、今回は天皇賞・秋を振り返ります。

ややばらけたスタート。先頭争いにキングヘイロー、中団にはステイゴールド、セイウンスカイは後方待機、さらに後ろにスペシャルウィークとなっています。その後、順位変動はあまりなく、残り600mの標識を通過した頃に内を通ってキングヘイロー、ステイゴールド。さらに後ろはセイウンスカイ、スペシャルウィークで先頭から最後尾まで15馬身ほどです。そして、そのまま直線へと各馬がなだれ込みます。

直線では外からセイウンスカイが追い上げる。それに付いてくるスペシャルウィーク。さらにステイゴールも加速する。レースは残り200m。セイウンスカイはまだ5番手。ここで、横からスペシャルウィークとステイゴールドが抜け出し激しく競り合いますが、スペシャルウィークがわずかに先頭でゴールしました。
 
1999年といえば、テイエムオペラオーの時代です。3強と呼ばれた名馬たちを軽く凌駕し、次元の異なる強さをファンに見せつけました。そんな時代に超人気薄で秋華賞を制覇した一頭の牝馬がいます。それがブゼンキャンドルです。

彼女は3歳の1月にダートで2勝あげた後は勝ち星もなく、その後、夏のレースで上位に入りますが、それほど注目されたことはありません。レース成績は好調だったことで、その後、思い切って出走したのがローズSです。ここでブゼンキャンドルは3着に入り、秋華賞への優先出走権を得ました.しかし、ローズ3着になったのはただのまぐれだといった評価でレース当日、秋華賞の人気は12番でした。それでは振り返ります。

ばらけたスタート。先行争いはエイシンルーデンス、トゥザヴィクトリーといった馬が続き、ブゼンキャンドルはほぼ最後尾の位置。レース中盤の展開でもブゼンキャンドルは後方待機。その後ろにクロックワークです。そして、エイシンルーデンスが先頭で直線コースへと入ります。2番手にはトゥザヴィクリトリー。

目まぐるしく先頭が変わる中、後方からクロックワーク、ブザンキャンドルが猛烈に追い込んで来る。レースは残り200m。突っ込んで来たブゼンキャンドルが次々と馬を抜き去りながら、先頭へと躍り出ると、その背後にクロックワークが追い込んで来ますが届かず、ブゼンキャンドルが勝ちました。
 
来週、秋競馬の最初のGIとなるスプリンターズSが行われるわけですが、2013年のロードカナロアのような絶対王者はいません。そのため、どの馬がロードカナロアの後を引き継ぐかを注目しています。

現時点では、高松宮記念を制覇したコパノリチャード、2013年のスプリンターズSで2着となったハクサンムーンが有力視されていますが、それでもロードカナロアのような圧倒的な強さが見られない以上、混戦になりそうな予感がします。

もっともロードカナロアと比べるとスプリンターとして対抗できそうな馬がほとんどいませんが・・・・・・それだけこの馬の強さは際立っていました。では、そのレースを振り返ります。

スタートは綺麗に揃います。マジンプロスパーが好スタート。先頭はハクサンムーン。リードを2馬身付けて快走。ロードカナロアは中団グループです。そして、残り600mの標識を過ぎ、先頭はハクサンムーンのまま第四コーナーのカーブを曲がり直線コースへ。

直線ではハクサンムーンが逃げる。後続馬もスパートをかける。ゴールまで残り200m。ハクサンムーンの外からロードカナロアが一気にあがってくる。そして、軽々とハクサンムーンを抜き去りゴール、世界のロードカナロアの強さを証明しました。

改めてレースを振り返ると、ロードカナロアがいなければハクサンムーンの逃げ切り勝ちという展開になっていたかも。なら、今年は再現されるのでしょうか。