今週の一球入魂レースは、
「朝日杯FS」
芝1600Mのスタート地点は、
中山芝コースの最高地点である1コーナー横のポケット。
スタートしてから最初のコーナー(2コーナー)まで240mしかなく、
緩やかな下り坂でもある。
さらに2コーナーを過ぎた後も4コーナー過ぎの直線坂下まで、
間に平坦を挟みながら延々と長い下り坂が続く。
このコース形態は、
もちろんレースラップにもストレートに反映されている。
このレースラップの特徴を基に、
ある条件をクリアしていた馬の成績は、
(過去10年)
(4-6-1-2-1-3)
勝率24%
連対率59%
3着内率65%
(掲示板率82%)
単回収率201%
複回収率174%
まさに買いの一手、
強烈な好走率を叩き出している。
クリア馬17頭中14頭が掲示板。
しかも馬券圏内11頭中5頭は「4番人気以下」
よって回収率も非常に優秀。
過去10年ではないのでデータ外だが、
00年メジロベイリーの激走(10人気1着)も、
ラップ面からは決してフロックではない。
さらに近5年だと、
(2-3-1-1-0-1)
勝率25%
連対率63%
3着内率75%
単回収率260%
複回収率267%
好走率、回収率共にさらに上昇。
8頭中6頭が5番人気以下という伏兵だったにもかかわらず、
8頭中7頭が「4着内」という凄まじさ。
(唯一の凡走は9番人気馬)
内6頭が馬券圏内。
昨年は唯一のクリア馬、
グランプリボスが5番人気で1着。
一昨年のクリア馬は2頭で共に好走、
エイシンアポロン2番人気2着、ダイワバーバリアン5番人気3着。
08年は6番人気ホッコータキオンが、
圧倒的不利の8枠15番からクビ差4着。
これは大健闘と言っていいだろう。
07年もクリア馬2頭のみだったが、
ワンツーを決めて馬連82.9倍、馬単133.4倍。
(3番人気ゴスホークケン、10番人気レッツゴーキリシマ)
06年はクリア馬1頭のみ、
7番人気ローレルゲレイロ2着好走。
クリア馬は毎年1~2頭と少ないがピンポイントで好走、
完璧に機能しているファクター。
しかも伏兵の激走のオンパレードで破壊力十分。
クリア馬の好走率は強烈だが、
朝日杯のレース質を考慮すれば必然と言える。
今年もクリア馬の好走率は高いだろう。