今週の一球入魂レースは、
「新潟2歳S」
現コース施行となった02年以降、
05年以外は、
毎年「6番人気以下」という伏兵が馬券に絡み、
06年以降は5年連続で、
二桁人気という超人気薄が2着に食い込んでいる。
もちろんこれは偶然でなく、
人気になりづらい「地味なタイプ」が激走している。
新潟2歳Sの「レースラップ」の特徴と、
そのラップの特徴が若駒に与える影響を考えれば、
超人気薄の食い込みは「必然」なのだ。
6番人気以下で好走した10頭を列挙してみると、
<10年>
1着9番人気
マイネイサベル
2着10番人気
マイネルラクリマ
<09年>
2着15番人気
フローライゼ
<08年>
2着15番人気
ツクバホクトオー
<07年>
2着16番人気
シャランジュ
3着9番人気
ゴールドストレイン
<06年>
2着11番人気
マイネルーチェ
<05年>
上位人気馬決着
<04年>
3着8番人気
スムースバリトン
<03年>
3着10番人気
アウトディスタンス
<02年>
2着6番人気
ヨシサイバーダイン
上記10頭中8頭は、
3歳以降の重賞で1度も馬券圏内に好走していない。
ほとんどが重賞どころか、
「条件クラス」さえ卒業できていない。
つまり新潟2歳Sが、
生涯最後の重賞好走というわけである。
新潟2歳Sで穴をあける馬の多くは、
決して能力が高いわけではなく、
「条件クラス級」の馬なのだ。
ではなぜ能力が劣っているにもかかわらず、
新潟2歳Sでは好走できたのか?
それは当然、
能力以外の「大きなアドバンテージ」が存在していたからだ。
これが能力不足を補い、
生涯最後の重賞好走に繋がったのである。
血統とラップ(前走の戦い方)
これが人気薄好走の「全て」と言っても、
過言ではないだろう。
人気薄で激走した上記10頭全馬、
血統面とラップ面の両方で、
「驚愕の共通点」が存在していたのである。
冒頭にも記述したが、
現在5年連続で「二桁人気馬」が2着に入っている。
これは決して偶然ではなく、
新潟2歳Sのレース質を考えれば必然なのだ。
血統面とラップ面からのアプローチで、
今年の新潟2歳Sにおいても、
激走が期待できる「人気薄」が鮮明となるだろう。
今年も波乱必至、
人気薄が連対する可能性は高い。
事前検証段階だが、
重い印を打つ予定の穴馬は決まっている。
最後に、
新潟2歳Sのレース質を如実に物語っている、
「意外な現象」を1つ紹介しておく。
(※上記ランキング内に掲載中、現在40位前後)