2024 高松宮杯(予想と買い目) | 競馬解読教室

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GIを中心に予想します。今週はマーメイドSです!

 最初に述べておくと、予想のポイントは馬場状態。どうやらレース当日は雨が降らない見込み。となると、中京は馬場の内側から乾いてくるので、インを通る馬が有利、外差しを狙う馬には不利、となる。今年もナランフレグがイン差しを決めた2022年のようなレースパターンになるのではないか?基本的に、①内枠有利、外枠不利、②先行有利、差し馬不利という前提で予想を組み立てようと思うが、ナランフレグのようにイン強襲の差し・追い込み馬には注意を払いたい。

 

 今の短距離界には絶対的な王者がおらず、今回は日本国内組にはGI馬も不在。だからこそ、今年の高松宮杯は混成模様。小粒だが、重賞勝ち馬は多く、実力差の少ない組み合わせ、に見える。一見すると・・・。それも今回まで。恐らくこれからは◎ルガルの時代が始まるのではないか。かつてのロードカナロアのように・・・。前走のシルクロードSはそれを予感させる内容であった。勝ち時計の1・07.7は冬季のスプリント戦としては出色の時計であり、1.07.7(33.4=34.3:落差ー0.9秒)は、京都の良馬場で行われた2011~2024年のシルクロードSのデフォルトの1.08.1(34.0=34.1:落差ー0.1秒)に比べると、テンが0.6秒速く、上りが0.2秒遅く、勝ち時計が0.4秒も速かった。これは凄い時計である。②着のアグリ以下が3馬身も突き放されたのも、いわば、当然なのだ。しかもこのレースは前半がきつい流れとなり、差し馬に有利な展開。それを2番手から積極的に進み、逃げ先行勢を全部潰して圧勝するのだから、ルガルの力は今の短距離界のメンバーの中では一枚抜けていると思う。もしこの馬をストップできるとすれば・・・。敵は日本馬以外、すなわち香港の〇ビクターザウィナーしかいないだろう。香港のGI馬なら、ルガルよりも実力上位の可能性は残されている。この馬はスタートセンスが抜群なので、そこがルガルよりも優れている点。テイエムスパーダを行かせて、2,3番手の位置は楽にとれるはず。インの乾いた馬場を通ることができるだろう。最後は、前半とスタート時点での利を活かして、ルガルの強襲をどこまでしのげるか!?そこが焦点だ。どちらが勝つにせよ、今年の高松宮杯はこの馬連6-10が大本線となる。以下は押さえの評価となるが、インをうまく立ち回ることができる先行馬として△ビッグシーザー△マッドクール、インから差してくる差し馬として△シャンパンカラー△ロータスランドを押さえたい。

(結果)

◎ルガル

〇ビクターザウィナー (③着 5人気)

△ビッグシーザー

△マッドクール (①着 6人気)

△シャンパンカラー

△ロータスランド